2022年11月8日火曜日
内町工場からの戦利品(2)
これはデッドストックだったのでしょうか、10個近くありました。
なんか、とてつもなく懐かしい。アルミのチキンライスの抜型です。家で使っていた人もいたかもしれないけれど、レストランで、この型で抜かれたチキンライスを食べました。
今でもときどき、カーオマンカイをつくったりするときご飯をまとめたくて、小鉢を型代わりに使いますが、小さめの小鉢でもご飯を詰めると、思ったよりたくさん詰まってしまいます。
その小鉢と比べると、この抜型はずいぶん大きい。昔はみんなお米をたくさん食べていました。
これは船釘です。
多分生まれて初めて本物を見たのだけれど、なんとなく船釘とわかりました。
実際に使われていたものらしい感じが素敵な船釘でした。
私は源平合戦のころは海だったという川のほとりで育ち、対岸にはいつも何艘かの小さな川舟がつないでありました。
ところが児島湾が堰き止められ、干拓がはじまってからは、児島湾から伸びていた吉岡川は汽水ではなくなり、水量も魚も減り、ときおり、川舟から投網を打つ人も見かけなくなり、川舟は打ち捨てられはじめていました。
こんなに小さい川舟には、どんな船釘が使われていたのでしょう?
2022年11月7日月曜日
内町工場からの戦利品(1)
近いようでなかなか益子に足を運べないでいましたが、秋の陶器市、古いものと古い本のお店の「内町工場」には、興味深いものがいろいろ並んでいました。
紙縒り(こより)の束。
「どうやれば、紙縒りがこんなにきれいにできるの?」
信じられない美しさです。
硬くまっすぐで、撚った跡さえほとんど見えません。
小さいころから何度も紙縒りを撚ってきました。ガリ版刷のわら半紙を閉じたり、七夕飾りを吊るすためにつくったり、昔の生活に、紙縒りの出番は少なくありませんでした。
今でもお正月飾りや、七夕飾りは紙縒りを撚った紐で吊るしました。
ところが何てこと、私のつくった紙縒りは和紙を使ったというのに、まっすぐではなくてよれよれだし、だいたいちゃんと撚れてないし、この美しい紙縒りとは似ても似つかぬものでした。
真鍮の薬匙は見ますが、この真鍮の頭に竹の長い柄をつけた匙は何をするものでしょう?
店主に訊くと、焼き印などと一緒に和菓子屋さんから出たものだとか、真鍮部分は薄いし、竹の柄は長いので、黄な粉を振りかけたりするのに使ったのか、用途は不明です。
2022年11月6日日曜日
益子の陶器市
昨日は、M+MのMちゃんとその友だちたちとMちゃんの甥っ子と5人で、賑々しく益子の陶器市、そのあと笠間の陶器市までめぐってきました。
いつものように、駐車場から城内坂に行く道、藍染屋さんの日下田を通らせてもらいました。
藍釜には、藍の花が咲いていました。
外から覗いて撮った写真、予期せず写ったそろばんは、五つ玉でした。
2020年に葺き替えていた茅葺き屋根は、落ちついて、ちょうどいい感じでした。
益子の陶器市は、城内坂を中心にとても広い範囲で開催されていますが、私が案内できるのは、ごくごく限られたルート、我が家のお隣のくみさんの出店、kuskusさんの店、田崎太郎さんの店と寄って、あとは、お店であるG+OO、もえぎ、内町工場といったところです。
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| どちらも非売品 |
初日の前の晩から整理券を求めて並ぶ人もいるという田崎太郎さんの店は相変わらずの人気のようで、
非売品以外の作品はすべて売り切れていました。
来年は卯年だったのですね。ウサギの被りものをしたこの方たちは誰でしょう?猫かな?
それにしてもすごい!
田崎さんは、毎年銀座三越で個展を開いていますが、毎回完売。三越の展示会史上でも、完売というのは彼以外ないのではないかという噂を耳にしています。
昨日は、温度はそう高くはなかったのだけれどお天気に恵まれ、なかなかの一日でした。
トビもいたので、お昼はテイクアウトにして、ターメリックとポピーシードが効いた南インドのカレーを買い、とある店先のベンチでいただきました。
いつもの骨董+古書の「内町工場」によってもまだ時間があったので、笠間にも足を伸ばしました。
笠間の工芸の丘では、春の陶炎祭と違って、こじんまりとした出店がありました。
そして、ギャラリー回廊に寄ると、あらっ、高橋協子さんの個展が開かれていました。
茨城の各地に伝わる民話を題材にして、制作されたもので、いつもの狐に加えて、河童、狸、猫など素敵な連中が勢ぞろいしていました。
2022年11月5日土曜日
籠たちの出番
我が家の近くの田んぼは、山からの水だけで稲を育てています。
稲作時期になると、谷川の水をせき止め、ポンプを回して、各田んぼに水が供給されるのですが、自然水の行きわたる田んぼの面積は限られていて、山すそを離れたあたりでは、米は水道水で育てています。
そして、冷たい谷川の水で育てたお米は、同じ品種でも、生暖かい水道水で育てたお米よりずっと美味しいのです。
その谷川の水で育てたお米を「鳴滝清流米」と名づけて売っているので、夫が仲介して、Facebookで呼びかけて何人かにお米を送りました。数に限りがあるので、30キロ(半俵)の袋で5つだけでしたが、玄米を自動精米所に運び、精米して袋に詰め直して送りました。
「精米したら、すぐ袋詰めしちゃだめよ。米が熱くなっているから冷まさないと、蒸れて美味しくなくなるから」
「えっ、そうなの?」
夫は、生活の細かいことは気にしていないので、何度聞いても、何度やってもすぐ忘れてしまいます。
お米を居間で広げると、猫どもがいたずらしそうなので、仮設ゲストハウス(20年経っても仮設)にシーツを敷いて、その上に精米した暖かいお米を広げて冷ましました。
翌日、
「居間にあったブリキの塵取りはどうした?」
と夫。
「あらっ、見えないの?何に使うの?」
「お米を集めるとき、スコップがわりに使う」
「お米を集めるなら、ちゃんといいものがあるわよ」
箕は、どれを使おうか選り取り見取り状態でしたが、小ぶりの大平箕(オエダラミ)にしました。
そして、集めたお米を袋に入れるときに使うじょうごは、熊本県日之影の小川鉄平さんにつくっていただいたじょうごを使いました。
このじょうごは、お願いしてから6、7年後にできて、届いたときには10年間続けていたお米づくりをすでにやめてしまっていたので、今回使うのが初めてとなりました。
それにしても美しいこと。
籠づくりの名手廣島一夫さんの籠に近づけるため、何度も試作を重ねたので遅くなったと聞きましたが、鉄平さんの美の感覚には並々ならぬものを感じます。
おかげで、白米の袋詰め作業は面白いようにはかどりました。
北の箕と南のじょうご、どちらも作業が楽しくなる籠たちでした。
2022年11月4日金曜日
八つ鹿踊りの鹿面
愛媛県宇和島の、八つ鹿踊りを模した張り子の鹿面です。
鹿踊りは、東北の岩手、山形、宮城、福島の各県、そして四国の愛媛県に見られる民俗芸能です。
愛媛県宇和島の宇和津彦神社では、秋の例大祭で八つ鹿踊りが奉納され、8人の舞い手は頭に鹿の面をかぶって勇壮に舞います。
それを見て、子どもだって真似したい。そこで子どものために張り子でつくられたのがこの鹿面で、古くから子どもたちに愛されてきました。
角と耳は差してあるだけ、何度も引っ越ししているうちに、外側が黒で内側が赤い艶紙でつくられていた耳が失われてしまい、赤いだけの紙でつくった耳を差しています。
これは宮川善男さんの作、子どもなら頭にかぶれるけれど、突き刺してある角が邪魔になってしまいそうです。
動物のお面と言えば、狐のお面がよく知られています。実際の狐はかわいいのに、たいていは怖いお面になってしまっています。
それに比べると、この鹿面はかわいいし、奈良の鹿も、宮島の鹿も、鹿のおもちゃはどれもかわいいものです。
鹿面は、いつもはこんなところにひっそりと棲息しています。
2022年11月2日水曜日
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