2017年1月4日水曜日

ロシアの鶏


karatさんが酉年にちなんで、鶏模様のマトリョーシカをUPしていました。
我が家にもあるだろうか?
ありました。
メゼーニ塗りの伝統模様をまとったマトリョーシカです。


メゼーニ塗りの模様は様式化されています。
馬は馬としか見えませんが、鳥は、鶏に見えるのですが、水鳥にも見えます。


小さい娘たちは、馬が描いてなくて、鳥だけです。


ガラヂェッツ塗り模様のマトリョーシカ。
一番目の娘のサラファンには馬が、二番目にはクジャクが、


そして、三番目の娘には、鶏が描かれています。


1900年のパリ博覧会にロシアから出品されたのは、農民一家を題材にした「鶏を抱いた乙女」という、木を刳り抜いた入れ子の人形で、大人気を博しました。
マトリョーシカの誕生でした。
それと同じモチーフで、今もいろいろな作家さんが絵つけをしていますが、これもその一つです。


リャボヴァさんの灰色の鶏、丸々と太って、美味しそうです。


土人形を持ったマトリョーシカにも、鶏がいました。
四番目の娘が、「鶏に乗った人」のディムカヴァ土人形を持っています。


これは、1989年、ソ連崩壊の二年前につくられたものです。
1985年からはじまったペレストロイカに乗って、それまでの決まりきった枠を飛び越えた、歓びを感じさせる、大好きなマトリョーシカです。


マトリョーシカ以外のロシアの鶏たちもいました。
ロシアの、おもちゃへの鶏の登場頻度、とっても高いです。
もっとも、定番は丸くなってえさをついばむ木彫りの鶏、残念ながら持っていませんが。

「ちょっきんきりえの部屋」からお借りしました








2 件のコメント:

karat さんのコメント...

おー、沢山ありますね。ゴロジェッツ塗りのニワトリは定番で、きちんと様式化されていて立派ですね。
しかし、やはり最後の、ずらっとディムコボ人形を持ったマトリョーシカは圧巻というか、マトリョーシカ本にも載っているのを見たことがないというか…垂涎ですね(^^)。

さんのコメント...

karatさん
土人形を持ったマトリョーシカは、圧巻でしょう(笑)。プラトークもとってもきれいで、見るたびに、惚れ惚れしてしまいます(^^♪
絵つけした人はディムカヴァ土人形を実際にたくさん見たことのあった人、当時は人形が輸出用ではなく、たくさんつくられていたと思うと、わくわくします。
ロシアは子どもを大切にする国なのかなぁ、おもちゃの宝庫だし、今のマトリョーシカ作家さんたちもたくさんの子持ちの人たちが多いようですね。5人とか7人とか。