一昨日、topcatさんからのはがきを探そうと、絵葉書などを入れてある箱を開けたら、1枚も残っていないと思っていた
エジプトの子どもが織った綴れ織りの絵葉書が出てきました。アメリカに住んでいたころ、実家に送った絵葉書を母が取って置いてくれたのです。
綴れ織りは、緯糸(よこいと)だけを見せる織り方ですが、スウェーデンのフレミッシュのように横向きで織ってあります。
それにしても細かい! 気が遠くなるほどの時間がかかりそうです。エジプトの子どもの絵心と忍耐力に乾杯です。
さて、箱や葛籠のなかには、懐かしい展覧会の案内状などに交じって、使ってない絵葉書も入っていました。
その中に、バンコクのサイアム・ソサエティーの博物館であるKamthieng House Ethnological Museumの収蔵されている
魚籠(びく)の写真がありました。タイの魚籠はどれも素敵ですが、とくに前列真ん中の魚籠の蓋の開け方、素晴らしい工夫です。
1980年ごろは、タイでは魚籠などの民具には関心を持っている人は多くなく、わずかにサイアム・ソサエティーが頑張っていました。
王宮前広場で、週末に開かれていた骨董屋さんでも、見かけるのは仏像や銀細工、山岳民族の衣装や発掘品という時代で、竹細工など民具はほとんど見かけませんでした。
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