2025年6月19日木曜日
揚げもの鍋
客人を招いて、テラスでてんぷらを揚げるとき以外でも、揚げものをするときはいつもコンボクッカーを使っていました。
私の母は揚げものは中華鍋一択でしたが、中華鍋は油がたくさん必要なのと、油が冷めるまで置いておかなくてはならない(油濾しの性格上)のに大きくて邪魔になることなどから、これまで、揚げもの専用の鍋をいろいろ使ってきました。ステンレスは焼けて変色したところを磨いてきれいに保つのが大変なことから、鉄鍋に限ることはわかってきて、手入れの簡単さなどから、コンボクッカーに落ち着いたのです。
コンボクッカーは、重くて油もたくさん使う必要がありますが、これまで使ってきたてんぷら鍋の中では、使い勝手、手入れの簡単さなどにおいて、最上でした。
ところで、半年ほど前だったか、ネットショップで長径20センチほどの楕円形の揚げもの鍋を見つけました。
別売りで蓋と揚げ籠があり、油が少なくてすむこと、楕円形なのでとんかつなど大きいものも揚げられること、黒いのでステンレスのように焦げつきが気になることがないなど、これまでよりもっと気軽に揚げものができるのではないかと考えて購入しました。
買ってみて、軽さに驚きました。鋳物ではなかったのです。
なかで、一番気に入ったのは揚げ籠でした。
例えばフライドポテトを揚げる場合、コンボクッカーではポテトを鍋に放ち、上げるときは網杓子で集めていました。それが揚げ籠に入れて油に沈め、そのまま上げればいいのです。
フライドポテトはからっと揚げるために二度揚げしますが、まず半量を揚げ籠に入れ、揚げたらバットに移して残りの半量を揚げ、春巻きや魚フライなどメインのものを揚げているときに、2回目に揚げたポテトをバットに移して最初に揚げたポテトを網に入れ直し、メインを揚げたあと、最初のポテトを二度揚げして、揚がったらまた残りのポテトを網に入れて揚げていました。
バットに移し替えているとき、ポテトはバットに敷いてある、そう細かくはない網の目から落ちたりします。それを拾って網籠に入れるのがいつも煩雑でした。
何度も何度も、ばたばたしながらフライドポテトをつくった後、遅まきながら
「そうだ、網が2つあればいいんだ!」
と気づきました。
というわけで、網を1つ買い足しました。
これで、代わりばんこに揚げれば手間要らずになりました。
両方を2度揚げしたあと、キッチンペーパーを敷いたボウルに移して、塩を振って全体になじませたら完成、フライドポテトをつくるのがストレスフリーになりました。
網杓子とか、油飛散防止のための網の蓋など、油もので使う網状の台所道具はなかなか洗いにくいものですが、この揚げ籠は編み目が大きいこともあり洗うのも簡単で、重宝しています。
揚げものは台所が汚れるのでしたくないと思っていた時もありましたが、最近は楽しくやっています。何度か使った揚げ油をキエーロに捨てると、微生物が喜んでくれるのも、ちょっとした後押しになっています。
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