近藤さんがどこかでもらったものなのか、使っていた形跡のないものでした。
というのも、鉄の心棒が曲がっていて、竹も折れていて、おそらく手に入れた時から使えない状態だったと思われます。
竹を切るのに最も適した季節の11月に修理しようと思って、昨夏には鉄棒を買って冬の来るのを待っていたのですが、うかうかしていて、竹を切る季節はとっくに過ぎてしまいました。
このまま、次の竹切りの季節を待っていても、また切らないかもしれない。それよりはと、テーブルソーで落とした杉の端材を使ってつくってみることにしました。織物教室の現役のかせ繰り機も杉材を使っています。
まず、元の竹と同じ長さで6本揃えました。
きれいに磨いてから、端に紐を結ぶためのくびれをつくります。
心棒には細めの篠竹を通しておき、その両端に穴を開けた薄板を通し、麻紐で左右の薄板をつなぎます。
麻紐は持っていた麻の双糸をもう一度撚り合わせて、それをダブルにして使い、次々と3組つくりました。
さて、使いものになるかな?
心棒を片側は穴に通すので、薄板などを取りつけた後では、本体に据えつけにくかったけれど、手前だけ押し上げてかせを掛ければいいので、かせ繰り機として十分使えそうです。
かせを掛けてみました。
かせによって長さが違います。自分でつくったかせでも、糸を洗ったら縮むので、そんなとき長さの違うかせに自在に対応できるかせ繰り機が必要になるのです。
また、反対に糸の長さを知りたい場合は、1回転で150センチなど、あらかじめ長さが固定されたかせ繰り機の方がずっと便利です。
いらなくなった部品をばらしました。
木綿の残糸を合わせてつくった紐など、有り合わせのいろいろな紐が使われているのはわかっていましたが、なんとその1本は紙の紐でした。ちょっとびっくりです。
竹の厚みも幅もまちまちだったので、使う人かその家族などがつくったものに違いありません。











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