2026年9月3日木曜日

インドの箕

9月3日、箕の日にちなんで、勝手に協賛です。


あの、韓国の世界食糧デーの記事に載っていた、パキスタンのとびきり素敵な箕を覚えていますか?
同じような水草(葦と思われる)で編んだ箕の写真を、ネットで見つけました。


この箕は、水草を並べて紐で綴って、奥を折り曲げてつくってあります。


水草を経材(たてざい)にして、端、折り曲げるところ、補強のために途中に入れる緯材(よこざい)は、水草を複数本まとめるかあるいは平らな材を使っていますが、経材と緯材を編むのではなく、経材を紐で緯材に綴りつけています。
どの箕も、折り曲げたところの両脇に、斜めに掛けた紐が見えますが、この紐はずっと残しておくようです。


箕を編んでいる動画もありました。


男女どちらかがつくるものと決まっているわけではなく、どちらもつくるようです。
これが、東南アジアや南アジアの面白いところです。北から織りもの、陶芸、籠つくりなどの手工芸が伝播したアフリカでは、男性の職能と女性の職能がはっきりと分かれていて、職能だけでなく、市場での商売で手織りの布は男性の扱う商品、工場生産の布は女性の扱う商品などなど、男女の役割が交わることがありません(遅れての海側からの伝播には当てはまりませんが)。


箕は、インド(バングラデシュやパキスタンを含む)では何世紀にもわたって使用されており、現代でも広く使われています。


西ベンガル州、オリッサ州、アッサム州、ビハール州では、結婚式で新郎を迎える際にも箕が使われるそうです。

現在では水草を綴るのに市販の紐が使われていますが、かつては自然素材の紐が使われていたものと思われます。





2 件のコメント:

  1. あまよかしむ2026年9月3日 17:16

    横長なのが面白いですね。上下にふったり揺するより、上から落として風で飛ばす方が多いのでしょうか?

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  2. あまよかしむさん
    私も一番上の写真を見たり、バングラで別の形の塵取り形の箕で作業するのを見ただけですが、風選箕だと思います。ヨーロッパではミレーの絵のように塵取り形の箕で打ち上げることもあるのかもしれませんが、アジアでは塵取り形なら風選に限られているのではないでしょうか。持ち手もついてないし。
    インド、バングラには塵取り形の箕がありますが、東南アジアで塵取り形の箕(塵取りやもっこは除く)を見たのはマレーシアのサラワクのカヤン人の村だけで、そこでは風選していました。タイでもミニチュア(https://koharu2009.blogspot.com/2016/12/blog-post_5.html)には塵取り形の箕がありますが、塵取り形の箕を、そういえば見たことがない気がします。脱穀しているところは何度も見たのに、そのあとゴミはどうしていたのでしょうね?
    打ち上げ箕ではかったるいし・・・。

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