2010年8月6日金曜日

動物の貯金玉



カンボジアのプノンペンから、西へ行こうとして、サップ川にかかる橋を渡るとすぐ、道の両側に、路肩にひな壇をつくって、馬、鳥などの色とりどりの貯金玉を売っている場所がありました。
そこを通るたびに、鮮やかな色が目を引きますが、なにせ交通の要所でいつも混雑していて、駐車スペースも満足にないので、なかなか停まってひやかすこともできません。

あるとき、これが目について、とうとう停まってみました。
「これは、猫かしら?それとも熊かしら?」
お店の女の子は、即座に「猫よ」と言いました。本当に猫だったのでしょうか?猫だとしたら、限りなく熊に近い猫です。




土は焼いているのかいないのか、とてももろいものです。赤い方は、ところどころ欠けてしまいました。




カンボジアには紙幣だけで、コインがありません。ということは、貯金玉は一般的ではないということでしょう。コインを入れる穴は、長い方で1.5センチしかありません。これでは小さすぎて、どんなコインも入れることができません。




こちらは、バンコクのクロントイにある、スラムの中で、1980年に行商人から買った豚の貯金玉です。土でつくったコイン入れを貯金玉といいますが、これは、張子でできています。

どんな紙でつくってあるのか、硬くてしっかりしています。彩色はペンキでしょうか、ビルマの張子に比べると、てかてか光っていて、味がありませんでしたが、古くなった今ではつや消しになり、いい感じです。子どものおもちゃとしては、なかなかよくできています。




大きい方が150円、小さい方は50円でした。


2010年8月5日木曜日

暑い、暑い



この暑いのに、仮小屋の解体工事を続けています。

鉄パイプ(単管)を利用した小屋ですから、でこぼこしていて、機密性には問題がありました。そのため、目の行き届かないところにネズミが住んだりしていました。
戸棚の下にネズミの楽しい家庭があったようで、クリや落花生を運んでいって、中だけ食べて、殻をたくさん残しているのには、笑ってしまいました。

また、夏は開けっ放しにしていたため、たくさんの虫が入り、一旦入ると、ビニールと合板の間や、ビニールとビニールの間に入り込んで出られなくなり、手の届かないところでたくさん命を落としていました。




棚は取り壊して、間仕切りも取っ払い、




内壁も外しています。お風呂もすでに撤去しました。
我ながら手抜き工事をしないで、しっかりつくってあるのに感心。そのため、壊すのに時間がかかっています。
壁を全部外したら床、そして全体のビニールを外してからパイプを分解するので、まだまだ日にちがかかりそうです。

奥に見えるビニールハウスが、仮の物置として、今回建てたものです。早く、ビニールハウスやブルーシートにさよならしたいのですが、資材や工具、その他のものがいろいろあり、しばらくは縁が切れそうにありません。

2010年8月4日水曜日

仮設小屋よさようなら



2002年に、夫と二人で、家を建設しはじめました。当初、建設地には、車の入れる道もない、電気もない、水もない状態でしたが、道路をつくり、電気を引き、井戸を掘って、じょじょに整えていきました。

最初は近くの町のアパートを借りて、通っていましたが、近いとはいえ、通うのでは時間をなかなか有効に使えないし、家賃も嵩むので、仮小屋を建設することにしたのは、2003年のことでした。
1年分の家賃以下の費用で建てたい、できるだけ工期を短くしたいということで、いろいろ考えた末、選択したのは、ビニールハウスの家でした。

材料費は全部で40万円ほど、母屋ができても使える浄化槽なども含んでの金額でした。また、工期はちょうど転職時期と重なった次男が手伝ってくれたこともあって、3ヶ月ほどで完成しました。




仮小屋とはいえ、お手洗いもお風呂も完備していました。狭いながらも、空間を最大限に利用して、快適に暮らしていましたが、冬の夜は外と同じように温度が下がり、寒さにふるえたこともありました。
また、夏は、遮光ネットやよしずで日光を遮りましたが、鉄パイプが暑くなって、昼間は室内にはいられないほど暑くなることもありました。




しかし、仮住まいと思えば、なんでも我慢できました。工期が長引いて、6年ものあいだこのビニールハウスに住むことになろうとは、建設当時は夢にも考えてもいませんでした。




やっと母屋に移ることができたのは、2009年の春でした。
それから、仮小屋は物置になっていて、当分はそのままにしておく予定でした。しかし、納屋兼作業場の建設をはじめてみたら、やはり工事の邪魔になるということで、撤去することになりました。

上の写真は住んでいたころのもの、北側の入り口の方を見ています。




そして、これが今の写真です。
中においてあったものはあらかた、新しく建てた倉庫用ビニールハウスに運んだので、いよいよ解体です。




この写真は、南を見たところ、奥の右手にお風呂が、左手にお手洗いがありました。

猫のトラは掌に乗るほどの大きさでこの仮小屋にやって来て、物心つきました。
昨年事故死した小春は、この家で誕生しました。
思い出のつまった家に、さよならです。


2010年8月3日火曜日

ダヤンとヒデヨシ



鯛持ち招き猫に、ダヤンがいたのを忘れていました。

ダヤンの招き猫を手に入れたのは、10年くらい前でしょうか?御茶ノ水の駅前に、わちふぃーるどの商品を置いている店があって、そこで見つけました。
無駄遣いするのはよそう、招き猫ばかり増やすのは自粛しようと思っていた時期だったので、買おうかどうしようか迷いました。しかし、わちふぃーるどの商品の入れ替えは早いので、このとき買わなければ二度と巡り会わないと、思いきって買った記憶があります。




今では、わちふぃーるどもオンラインショップを持っていますが、やっぱりあれ以来、招き猫は見たことがありません。お金はいずれにしてもなくなくなりますが、招き猫はいつまでも残っているので、買って正解だったのでしょうか(???)。

大きくてりっぱな鯛持ちです。




ますむらひろしさんの招きヒデヨシは、鯛(タイ)ではなく蛸(タコ)を持っていますが、一字違いですし、同じ海産物なので、登場してもらいました。

2001年に日本招猫倶楽部の企画で三種類つくられたものの中の一つで、「食いだおれ明神」という名前がついています。写真を見ると、その時つくられた、「せれそん日本に招き明神」のヒデヨシは、鯛を持っていました!

ヒデヨシは、いつも底抜けに明るい顔をしているので、見ると元気が出ます。
しっぽは、とてもりっぱです。


2010年8月2日月曜日

鯛持ち招き猫



猫が魚好きというのは、考えてみれば不思議な気がします。
野生のころでも、飼いならされてからも、猫自身が、熊のように魚を捕ることがないからです。

猫は、リビアに住む、野生のリビア猫が飼いならされて、人間と暮らすようになったと言われています。時が経ち、人間と暮らす猫が、ユーラシア大陸全体に広がり、日本へは、奈良時代に唐から、船上で仏教の経文をネズミの害から守る目的で、連れてこられました。
次に日本に猫がもたらされたのは江戸時代で、長崎貿易が行なわれていたころ、今度は食料をネズミから守るために、東南アジアあたりの猫が船に乗せられてやってきたそうです。

まったくの推測ですが、日本では、かつてあちこちで魚を干している風景があって、それをお腹をすかせた猫が盗んだので、猫と魚が結びつけられたのかもしれません。
しかし、日本以外の地域の猫は、いったい何を好物として生きているのでしょうか。『赤毛のアン』に登場する猫たちは、牛乳しか飲んでいなかったようですが、カナダの猫全体がそうだったのでしょうか。

いずれにしても、恵比寿大黒の恵比寿猫が鯛を持っているのは、当たり前といえば当たり前です。




しかし、恵比寿様ではない猫も、鯛を持っています。

りっぱな鯛を担いでいる猫は、(たぶん)瀬戸でつくられている猫です。磁器のつや消しの猫で、裏には「彩」という印があります。「彩」印の招き猫は、どれも目が細いのが特徴です。




この猫、「彩」の猫にそっくりですが、磁器ではなくて陶器製です。
日本ではなく、プノンペンの、CD屋や雑貨屋の並んでいる、観光客なんか来ないようなお店で買いました。
高さが20センチ以上ある大きな猫で、600円ほどでしたから、日本製でないことは確かです。仕上がりは丁寧で、なかなかよくできています。




裏側には、波が砕けているところが表され、ちゃんと彩色してあります。




郷土玩具の中には、鯛をくわえたものもあります。これは、堤人形でしょうか。




可愛い張子の招き猫も、




磁器の招き猫も、鯛を持っています。




お土産物にも、鯛を持った招き猫があります。




櫻井魔巳子さん作の猫が持っているのは、鯛ではなくて金魚に見えます。




もう一つ、猫のことで不思議なことがあります。
カンボジアにいたとき、農家の猫をかまっていて、喉を掻いてやっても喜ばないことに気づきました。一匹だけでなく、どの猫も、目の周りや耳の後ろは喜ぶのに、喉は喜びません。しかし、日本の猫はまちがいなく、喉を掻いてやると、顎を前に突き出して、気持ちよさそうにします。
どうして、気持ちよさに地域差があるのでしょう?さっぱりわかりません。




カンボジアの猫の全部が全部、このようにねじれてリラックスしているわけではありません。
それにしても、我が家のトラは太っている方ではありませんが、カンボジアの猫と比べると、丸々と見えてしまいます。







2010年8月1日日曜日

風鈴



今日も暑い。まだまだ暑さが続くようです。

夏の定番といえば、風鈴があります。
以前住んでいた、仮設ビニールハウスを取り壊すため、中を片づけていたら、しまいこんでいた風鈴が出てきました。招き猫の風鈴です。
早速つるしてみました。しかし、微風。
風鈴の音では、なかなかセミの声には太刀打ちできないようです。

2010年7月31日土曜日

セルロイドの仲間たち



雨が降って、二日ほどしのぎ易い日が続きましたが、また暑さが戻ってきました。
昼食後など、じりじり照りつける陽の下に飛び出していくのを、ついつい、一分延ばしにしてしまいます。

せめて目から涼しさをと、涼感を演出する人形は、セルロイドです。セットになっていて、水を張った容器に鯉、金魚とおしどりを浮かべて、その容器の縁に、猫を登らせて遊ぶものです。
我が家では、水を張らずに、ガラスのお皿に乗せて飾っています。ガラスのお皿は、1900年ごろの、イギリスのプレスガラスです。





いつも外から狙っているだけではつまらないだろうからと、猫も一緒に記念撮影です。
それにしても、おしどりだけ、ちょっと小さすぎます。金魚よりも小さいなんて...。
いつか、もう少し大きい、セルロイドのおしどりを見つけてあげることができるでしょうか?