2018年1月2日火曜日

猫たち


昨年暮れに、妹がくれた猫ちぐらです。


小さな、焼きもの製。なかなかよくできています。


「猫ちぐらはかわいいけど、中に入っている猫はちょっとね。嫌だったら、この猫は捨てて、ほかの猫でも入れて。かわいいのをいっぱい持っているでしょう?」
と、妹。猫は気に入らなかったようです。
私としては、この気持ちよさそうに寝ている三毛ちゃんを捨ておいて、ほかの猫をちぐらに入れる気は、毛頭ありません。


箸置きもくれました。


猫が魚の乗ったお皿を前にしている箸置きです。


こうして並べると、机に向かって勉強している猫にも見えます。


真面目な猫たち、活躍してくれるでしょう。








2018年1月1日月曜日

瓦の鯛抱き

暮れに、瓦屋のさくらいさんが、2018年のカレンダーを持ってきてくれました。
そして、
「うちで焼いたものだけど」
と言って差し出したのは、瓦焼きの方法でつくった鯛抱き童子でした。


童子というより、「小僧」、あるいは「鬼の子」と言った方が似合うようなきかん気顔のわらべが、鯛を抱いています。
「わぁ、すごい!」
なんという、素敵なプレゼントでしょう。
原型は群馬の鬼屋(鬼瓦屋)さんがつくり、型を取りましたが、さくらいさんので焼いたのだそうです。
 

後ろ姿です。
火災除けの水の上におめでたい鯛、そして童子には子どもがすくすく育つという願いも込められているのでしょう。郷土玩具には鯛抱き童子がありますが、瓦として焼いた鯛抱き童子を見るのは、初めてです。
瓦の魚と言えば、「鯉の滝登り」は見たことがありますが。


瓦屋さんに、津屋崎土人形の鯛抱きを見せてあげました。
「あっ、そっくりだ!」
瓦屋さんも、鯛抱きの瓦を見たのは、初めてだそうです。


調子に乗って、金魚抱きも見せてあげました。


鯛抱きの瓦は、瓦に乗せる飾りとしてつくられたものですから、底には穴が開いていて、屋根に取りつけやすいようになっています。


顔に浅いしわが見えるのは、土を丸めて石膏型に押しつけたときできたものです。

さて、あまり喜びすぎて、瓦屋さんに、どこの屋根にこの鯛抱き童子を乗せるのか、訊くのを忘れました。
こんな瓦飾りを乗せたい人がいるなんて、この世は楽しいなぁ、と思ったことでした。







2017年12月31日日曜日

十二月の筑波山


十二月に入ってからの筑波山です。


煙は、上に向かわず、いつものように横に向かいます。


そんな日は、あちらもこちらも霞みます。


煙だらけの日もありました。


夕焼けは、雲のある方がきれいですが、どちらかと言えば、雲のない夕焼けの方が多いでしょうか。


雲のある夕焼けは、楽しめます。


特に冬には、山より低い雲が見られます。
 

朝、里やふもとにいた雲は、温められて、空に向かって、どんどん上っていきます。

十二月の筑波山でした。
今年も一年、ありがとうございました。





2017年12月30日土曜日

中国泥人形

昨日、妹と待ち合わせて、病院に母を見舞ってきました。
今年の春まで、母は妹の家族と一緒に自宅で暮らしていましたが、妹が体調を崩したことを契機に、褥瘡がひどくなっていた母は入院、今日に至っています。母は、足がすっかり悪くなっていて、瞬時も自力で立てない、足には痛いという感覚もないのですが、頭はしっかりしています。
母が昼食をとる様子を見ての帰り道、いつもの病院の近くのラーメン屋さんに行かないで、妹お勧めの、妹の家に近い、お洒落な中華料理屋さんに行きました。

そのお店は、今年最後の営業日とはいえ、平日なのに満員で、きれいに磨いたガラス越しに見える厨房の中では六人ものコックさんが忙しそうに料理をつくっていました。


案内された席に座り、日替わりランチを注文して、ふと見あげると、壁にくぼみをつくってこしらえた棚に、中国の人形が飾ってありました。

この手のリアルな人形を、私も持っていたことがありました。屋台を担いだおじさんや、まんじゅう売りのおじさんの人形で、三人とも夏の薄手の衣装をまとっていて、笑っている歯まで見えるリアルなものでした。
夫が中国に行ったとき買ってきてくれたものでしたが、リアルすぎて、ほかの人形たちとなかなか馴染まず、いつだったか、長野に自分の集めた人形を飾った「世界の人形博物館」を持っている、友人の母上に進呈してしまいました。
しかし、私が持っていた人形は、10センチに満たない小さなものでしたが、この店に飾ってある人形は高さが20センチを超える大きなものです。
 

説明書きがついていましたが、「中国・天津 名作泥人形」とあるだけ、郷土玩具というよりは、作家さんがつくったものかもしれません。
立って、上からのぞいてみたら、釜にはたくさんの栗が入っていました。


この袋に入っているものは、何でしょうか?
穀物のように見えるけれど、天津栗と関係あるものだとしたら、何でしょう。見当もつきません。
 

そして、栗を売っている女性です。手に持っている秤は、常に揺れています。
みんな、とってもいいお顔をしていました。
 
それぞれの席でお客さんたちが食事中なので、見るわけにはいきませんが、ほかの席にも人形が飾ってあり、通路にも飾ってありました。
帰りがけに通路脇の人形だけはちらっと見ましたが、作者が違うと思われる人形や、中国のよくある人形に雰囲気が似た人形もありました。
それにしても全部大きくて、なかなかの迫力でした。こんな貴重な人形を、ガラスケースにも入れないで無造作に飾ってあるなんて、太っ腹な店主です。

日替わり定食は850円、牛肉、ピーマン、青梗菜など炒めた甜麵醬の効いたメインディッシュとスープ、ご飯、ザーサイ、春巻きがついていて大満足でした。




2017年12月29日金曜日

暮れの日々

「これから、昨日より今日、今日より明日と、毎日寒さが厳しくなります」
と天気予報。
温度が低いのは何とでもなりますが、毎日冷たい風が吹いて、外で作業するのがちょっとつらい、震えあがっています。


そんな中、夫にテーブルソーの刃を替えてもらいました。
次から自分でできるようにと、作業工程の写真を撮っていると、
「こんなの簡単、写真を撮るほどのことはないよ」
と、夫。
ほんと、ただ、専用スパナを二つ使ってナットを外して、新しいのを嵌めるだけ、こんな簡単なことをいつも夫に頼っていたなんて、と思われるほどのつけ替え作業でした。と言っても、ねじは締まっているので力が要るのですが。
 

さて、昼食の後片づけをしていると、水がシャキシャキ流れません。下水管が汚れてきているのです。
煙突掃除に使うような長いブラシで掃除していたら、夫が下水管を外してくれました。自分でつけたのだから外すのも簡単、といっても、シンクの下の引き出しを外し、戸棚に入れてあったものは全部出し、床下にまで潜って、つないだ配水管を三か所外し、S字型のものも含めて、配水管を取り出し、中をきれいに洗いました。
下水管は、外すのより水漏れしないように嵌めるのが大変です。私の力では嵌めきれないし、夫は人工関節にした膝が曲がり切らないので、狭いところに入っていくのは至難の業、足がつったり、お腹がつったりしながらも、作業完了です。

 
水は気持ちいいほどよく流れるようになりました。
今年も残り三日、あとは窓ふきですが、こちらは来年に持ち越しそうです。





2017年12月28日木曜日

古めかしい意匠ですが


右上二つは、大工仕事に欠かせない曲尺(かねじゃく)です。
これはメートル法の目盛りしかついてないものですが、曲尺と「尺」が名前につくくらいですから、尺貫法の曲尺が原型です。
曲尺は、古代から形も大きさも変わっていないと言われる、とても古い道具です。

それに対して、下の定規はスコヤと呼ばれます。スコヤは、英語のスクエアがなまったもので、工業化と一緒に定着したものでしょうか、精度が求められる直角(これは45度も)を確認したり、木材に墨つけをするときに使います。左の道具はなんていうのでしょう?スコヤは定規がついているものですが、これは定規なしで、ただ木材に墨つけする機能だけのものです。


これが一般的スコヤです。
曲尺は平面なので、曲尺を使って直角に線を引こうとしたら、一辺をしならせて、直角を出したいものに沿わさなくてはなりませんが、スコヤは、厚みのある辺をひっかけることができるので、曲がらないでちゃんと沿わせているかどうか気を遣わないで、素早く墨つけすることができます。
この型のスコヤ(もっとも一般的なもの)は、買った覚えがないのですが、どこからか出てきて二本あります。
夫に訊いても、
「知らねぇなぁ」
というばかりですが、私は、夫が以前から持っていたものではないかとにらんでいます。というのも、大きいスコヤの方は模様入りで、いまどきこんなものを売っているとは思えないからです。


しかも、その模様たるや古色蒼然としていて、片側には竹林で咆哮する虎が描かれています。


そして、もう一方の面には、竜が描かれています。
大工道具で装飾的なものと言えば墨壷ですが、このスコヤも墨壷を彷彿とさせる意匠です。
HONMAというのがメーカー名らしいのですが、HONMAで検索しても、出てくるのはゴルフクラブをつくる会社だけです。

電動工具を使うなら、あらかじめ角度を決めて置いて同じ角度に切ることができたり、定規を当てて切ったりするので、線を引いておかなくても、一点に印をつけて置けば、直角を含めて、のぞむ角度に切ることができます。
でも、制度を高くしたいので念のために線を引いて置いたり、同じ間隔で複数の材に墨つけをしたい時など、スコヤや曲尺、三角定規などが必要になります。そして、ほぞ穴の印つけをしたい時など、小さなスコヤはなにかと便利なのです。
というわけで、持ち運びが苦にならないスコヤは、いつも持ち歩いています。






2017年12月27日水曜日

戌年がやってくる


「メリークリスマス」が問題になった今年のクリスマスも過ぎて、土間入り口の飾り棚には、選手交代、2018年の干支の犬を飾りました。


あるある、集めてみたら、ずいぶんたくさん、犬がいました。


犬張り子が多いのですが、土人形、土笛、土鈴も、木彫りもあります。


おや、後ろの方には場違いで恥ずかしそうな西郷さんが.....。


西郷さん、犬を連れているのでした。


私の持っている犬の中で、一番年代を経ているのは左の犬、幕末のころつくられたものです。
そして、一番大きいのは右の犬張り子、まことさんにいただきました。


私と一番長い時間を過ごしたのは秋田の八橋土人形、18歳のときから一緒です。


そして、甲乙つけがたいけれど、一番好きなのはこの羽二重でつくったぬいぐるみの犬張り子犬です。