2024年6月26日水曜日
みうらじゅんFESマイブームの全貌展
M+MのMちゃんを誘って、しもだて美術館に「みうらじゅんFESマイブームの全貌展」を観に行ってきました。4月からやっていたのでいつでも行けると思っていたらもう残り僅か、慌てて観に行きました。
おもしろかった。
夫とMちゃんも楽しんでいたけれど私ほどではなかったかも、お腹がいっぱいになったと言っていました。
みうらじゅんはマイブームという言葉やゆるキャラという言葉を生み出した人ですが、なんと整理のいい人か、小学校1年生の時にはじめた「怪獣スクラップブック 全3巻」からはじまって、100枚以上描いて、まだまだ続いているという「コロナ画」まで、そのときどきのマイブームのコレクションが所狭しと並んでいました。
ひょうたんに顔が描いてあるもの(ひょうちゃんと言ったかしら?)、ココヤシでつくった人形、
栓抜き、木魚にもたれて眠っている小坊主人形、弁天さま、
カエル、崖、おかしい形をした器、貝の人形などなど、その時々に惹かれたもののもう終わったマイブーム、今でも続いているマイブーム、たくさんのもの+もの。その整理力に脱帽です。
貝の人形は私もいくつか持っているのですが、関心を寄せた視点がまったく違うので、ニヤリとしてしまいました。
圧巻は何といってもコロナ画です。
1枚1枚の原画が展示されているのに加えて、横24枚、縦6枚の実物大写真を貼り合わせて1枚のパネルにしたものが飾られていて、そのわきに置かれたディスプレイからは、みうらじゅん自身がキュレーターとなって説明する姿が流れていました。
たとえばこれ、彼が育った家の前の家(会社か何か)で、幼いみうらじゅんは、左に見える壁にボールを当てて、日がな遊んでいたそうです。
絵にセミが出てくるのは、耳の奥でセミが鳴くような音がするので、医者に診てもらったら「加齢のせい」と言われたとか。そんな説明が延々と続きます。
コロナ画には仏像ブームの仏像がたくさん登場します。
幸せそうに寝込んだ小坊主さんたちは、実物の人形だけでなく、コロナ画にも登場しています。
そしてカエルは、ほとんど出ずっぱりで登場しています。
お遍路さんの人形は、オヘンローラーと名付けられていました。ロックンローラーからきているのでしょう。
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2 件のコメント:
ううっ、春さんの守備範囲の広さに脱帽です!仏像が好きな、いろんなものをコレクションする人だと思っていましたが(個装のトイレットペーパーの包装紙を集めていたような記憶が)、メインは絵を描く人だったのですね(笑)。今も描き続けているなんて、パワフル!好きの基準が自分の中に明確にあるところが、春さんと似ている気がします。
hiyocoさん
私とは全然似てませんよ、あんながらくた!(笑)
一つとして欲しいものはありませんでした(爆)。とっても楽しかったけれど。
彼自身も、集めたものたちを、こくほう(国宝)ではなくぼくほう(僕宝)とか、みやげものでなくて「いやげもの」なんて呼んでいました。
世の中には、子どものころから彼のようなこだわりを持ちながら、そのこだわりゆえになかなか社会に適応できなかった人がいるんではないか、みうらじゅんさんは幸せな人生を送れているなぁと思いました(^^♪
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