骨董市のまことさんの店で、ミニチュアの籠を見ました。
小さな箱に入った小さな人形たちが2、30個入った大きな箱が3つ4つ並んでいて、ミニチュアの籠はその中の1つの箱に入っていました。こんな場合、まことさんはばらでは売らず、おそらく箱ごと売りたいのだろうと訊いてみました。
案の定、箱で売っているとのこと、もしこの籠が我が家になかったら、籠一つのために要らないものまで手にするかどうか悩みに悩んだかもしれませんが、ありがたいことに、同じ籠を持っていたので、あっさり諦めることができました。
これがその籠です。
もっと小さい籠もあります。
こんな精巧な籠がつくれる人は限られているだろうから、まことさんの店にあった籠も、おそらく同じ籠師さんが編んだに違いありません。
細いひごに薄いひご。カプっと閉まる蓋。美しい編み目。
この籠は、熟練の籠師さんでないとつくれないことでしょう。熟練の籠師さんでも、年を取ると目も手先も悪くなって、細かい仕事ができなくなるのでつくれない。油の乗り切った籠師さんの、40代、50代の作でしょうか。
人の手、万歳です。



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