2011年12月22日木曜日
お餅搗きの十年
今年は、陶芸家のIさんにハーベスタを使わせていただいたので、脱穀作業は楽々、その後に続くゴミ取り作業も、省略することができました。
毎年恒例のお餅搗きのための籾すりも、滑らかなこと、滑らかなこと。
いつもの年だと、籾を入れても、取り残したゴミがすぐ詰まり、そのつど細い棒を突っ込んで押してみたり、籾すり機を止めて掃除したりと、ギクシャクしていました。
籾のとれたお米は、ちょっとだけ精米機にかけて、表面を削りました。硬さをとるためです。
そして、三昼夜、水に浸します。
お餅搗き当日はよく晴れて、予報よりずっと暖かい一日でした。
参加者は平均二臼分(一臼=四キログラムくらい)のもち米を用意していたので、全部搗き終ったころは、陽も傾きかけていました。
それから、食べたり飲んだりのお楽しみ会です。
十年前、初めて参加させていただいたときには、Iさんの家のお餅搗きのお相伴にあずかるものでした。そのうち、便乗して搗かせてもらう人が現れ、我も我もとなり、今ではみんなが搗かせていただいています。
当時は、誰ももち米を栽培していなくて、近くの農業高校などで買っていました。ところが、今ではほとんどの人が、うるち米だけでなくもち米も栽培しています。ログ・ビルダーのNさんなんて、最初はもち米を水に浸しておくことも知らなかったのに、今では田んぼを三反(900坪、我が家の六倍)もつくっています!
幼児だった子どもたちは、今年はお餅を搗いたり、伸したりする重要な要員に成長していました。
そして、十年前には生まれてもいなかった子どもたちは、親の手を煩わせることもなく、楽しそうに、次々と楽しい遊びを見つけて遊んでいます。
お餅搗きの翌日、硬くなったお餅を切って、お正月への準備ができました。
早々と、鏡餅もお供えしました。
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