しばらく前から洗濯機がガーガーと音を立て、だんだんその音が大きくなってきました。
電気屋さんに修理してもらえるかどうか、電話してみたら、
「何年使ってますか?」
「えぇと、15年です」
「あぁ、それじゃなおしようがない、寿命です」
と、あっさり断られてしまいました。
1ヵ月くらい、うるさい音を我慢して使っていましたが、いよいよ限界かなと思って、ネットでこれまで使っていたのと同じ商品名の新しい型の洗濯機を買いました。
息子には、
「買うなら言ってよ! タダでもらえる5000円クーポンも使ってないし、古いのを持って行ってくれるサービスも使ってないじゃないか。だいたい、ヤフオクなら5分の1の値段で買えるし、それが新品てこともあるんだよ」
と、懇々と諭されてしまいました。
「前の洗濯機は脱水のとき暴れたから、動かないように前に板を留めていたんだけど、やった方がいいでしょう?」
「やんなくていい。動いたのはお父さんが足の調節をちゃんとしてなかったからだよ」
なんだ、あんなに激しく移動していたのは夫の設置のし方が悪かったのです。息子の言う通り、新しい洗濯機はただ置いてあるだけなのに、微動だにしません。
老いては子に負けてしまいます。
前の洗濯機より洗濯時間が10分も短縮されたこと、自動で洗濯槽の掃除をするらしいこと(本当?)などの進歩が嬉しいのですが、感動ものは糸くずフィルターの掃除が超簡単になったことです。
洗濯機から取り外して、白いカバーをはずすと、糸くずが手で簡単に取れて、水をまったく使わなくてもフィルターがきれいになります。
残っていた、前の洗濯機の糸くずフィルターのです(スペアは切らさないようにしていたから)。
ネットを枠から取り外し、裏返して、流水の下で歯ブラシでこすっても、ネットの縫い目に入り込んでいる汚れがきれいにならないで、だんだん黒ずんでくる。糸くずフィルターの掃除が嫌で嫌でたまりませんでした。
まさか、喜んで糸くずフィルターの掃除をする日がこようとは! 日進月歩に感謝です。
ところで、最近の電子レンジは回らないんだって?