2024年11月21日木曜日

しばらく前から洗濯機がガーガーと音を立て、だんだんその音が大きくなってきました。
電気屋さんに修理してもらえるかどうか、電話してみたら、
「何年使ってますか?」
「えぇと、15年です」
「あぁ、それじゃなおしようがない、寿命です」
と、あっさり断られてしまいました。
1ヵ月くらい、うるさい音を我慢して使っていましたが、いよいよ限界かなと思って、ネットでこれまで使っていたのと同じ商品名の新しい型の洗濯機を買いました。


息子には、
「買うなら言ってよ! タダでもらえる5000円クーポンも使ってないし、古いのを持って行ってくれるサービスも使ってないじゃないか。だいたい、ヤフオクなら5分の1の値段で買えるし、それが新品てこともあるんだよ」
と、懇々と諭されてしまいました。
「前の洗濯機は脱水のとき暴れたから、動かないように前に板を留めていたんだけど、やった方がいいでしょう?」
「やんなくていい。動いたのはお父さんが足の調節をちゃんとしてなかったからだよ」
なんだ、あんなに激しく移動していたのは夫の設置のし方が悪かったのです。息子の言う通り、新しい洗濯機はただ置いてあるだけなのに、微動だにしません。
老いては子に負けてしまいます。


前の洗濯機より洗濯時間が10分も短縮されたこと、自動で洗濯槽の掃除をするらしいこと(本当?)などの進歩が嬉しいのですが、感動ものは糸くずフィルターの掃除が超簡単になったことです。


洗濯機から取り外して、白いカバーをはずすと、糸くずが手で簡単に取れて、水をまったく使わなくてもフィルターがきれいになります。


残っていた、前の洗濯機の糸くずフィルターのです(スペアは切らさないようにしていたから)。
ネットを枠から取り外し、裏返して、流水の下で歯ブラシでこすっても、ネットの縫い目に入り込んでいる汚れがきれいにならないで、だんだん黒ずんでくる。糸くずフィルターの掃除が嫌で嫌でたまりませんでした。
まさか、喜んで糸くずフィルターの掃除をする日がこようとは! 日進月歩に感謝です。

ところで、最近の電子レンジは回らないんだって?




2024年11月20日水曜日

ミヤコ友禅染料

もともと、空きビンが好き、エンボスのあるビンが好きということで集め始めた家庭染料のビンですが、高じて販売促進のケース染色標本など、ビン以外のものにも手を出してしまっています。


これは、缶入りのミヤコ友禅染料です。
友禅染料とは何でしょう?


濃い色の地にも淡い色を重ねることが出来る、つまり絵の具に例えれば不透明絵の具のような染料です。
これは「白茶」の缶、ということは淡い色ですが、濃い色の布に模様を染めることが出来たのでしょう。


染色標本に、濃い色の布に染め型を置いて、その上に薄い色で模様を描いている布標本がありました。
おそらく、古い着物をまず濃い色一色に染めておいて(前の模様をすっかり消して)、その上に薄い色で型染めする需要が大きかったのだと思われますが、みんなそんなにうまく染められたのでしょうか?


箱の横には「赤缶(かねへんに草冠に口を2つ、下にふるとり)」と「抜染用」と記してあります。「缶」の古い字体は「罐」ですが、これはかねへんの「缶」になっています。
未使用ですが蓋は錆びついて開きません。


染色標本の表紙に描かれている缶と、この缶は同じです。
表紙絵を見ると、「赤罐」のほかに罐」もあったようですが、どんな染料が入っていたかは不明です。ただ、「友禅染料」という名がついているくらいだから、「抜染用」ではなく、「手描用」だったのかもしれません。




 

2024年11月19日火曜日

上棟しました



先週の木曜日は、F邸の上棟でしたが、その前日から柱が立て始められていました。


土台にも柱や梁にもすべて番号や文字を符ってあるので、たくさんの材木を迷うことなく正しい位置に据えつけることが出来ます。


上棟当日はラフターが来て、重い梁などを吊り上げました。
ラフターとは、路上を移動するときは小さくたため、狭い場所でも設置できて安全な優れもののクレーン車です。


次第に梁が乗り、柱と柱をつないでいきます。


すごいなぁ、プレカット。すごいなぁ、大工さんたち。


鳶の方たちが掛矢(大きな木づち)の音を響かせます。
この日は大工さん4人、鳶さん2人、それでも棟が上がったのはもう薄暗くなってからでした。


真っ暗な中、棟上げを寿ぎました。


次の日からも作業が続き、垂木が乗り、


室内の空間も感じられるようになりました。


普通、建設中の家は骨組みだけのときが一番美しかったりしますが、軸組み構造でつくっているので、できるにつれてもっと美しさが増すはずです。






 

2024年11月18日月曜日

消耗品だったのか!


スツールは腰掛けるものですが、踏み台にすることも多いものです。
スツールの上に立ったら、何だかガタガタするようになっていました。見ると、鉄筋の足にはめたゴムが一つ失われていました。
「あぁ、あのときの!」
1ヵ月ほど前、ゴム足がころがっていて、何の足だかわからず、夫に渡しておいたものです。夫に訊くと、
「あぁ、取ってあるよ」
と言いましたがどこへしまったか、出てくるまでに何年かかるかわからないので新しいゴム足を買いました。


10個組みのゴム足、内径は12ミリでしたが、直径13ミリの鉄筋にしっかりはめることができました。


驚いたのは、今まで履かせていたゴム足の劣化ぶりです。硬化しているし、ひびは入っているし、すでに割れているものもあって、新品を買って正解でした。


何となく、ゴム足が消耗品だってことを忘れていました。


今月は、保温力の高かったポットがすぐ冷めてしまうようになり、廃棄しました。また、しばらく前から洗濯機の音がガーガーうるさいので電気屋さんに尋ねたら、
「消耗品ですから修理はできませんね」
と言われてしまったので新しいものを購入しなくてはならず、ものには寿命があると思い知らされる日々でした。
それに比べるとお鍋やフライパンの息の長さ、50年も使っているものが、ごろごろあり、ありがたいことです。





 

2024年11月17日日曜日

ブローチ

県民の日に、一人で水戸に遊びに行った孫のはなちゃんが、お土産にブローチを買ってきてくれました。


おっ、タマかな? マルかな?


どちらかと言えば、タマです。


ちょうどよかった、友人の結婚式につけていきます。


銀線細工の花は磨いてピカピカにした方がいいのかもしれませんがどうでしょう? 変色してしまったのも、嫌いじゃありませんが。
歯磨き粉をつけて、歯ブラシで磨けるかしら? 銀線は細くてとても繊細です。


歯磨き粉効果があるかどうか試しに、ごしごし磨くことのできる、友人のつくったペンダントトップを磨いてみました。長年仕舞いっぱなし、真っ黒です。


ワイヤーはまだ磨いてないので真っ黒ですが、ペンダントトップはすっかり輝きを取り戻しました。しかし、かなりごしごしこするので柔らかい銀線細工を磨くのは難しそう、ネットで調べて、重曹でやってみることにしました。


耐熱容器にアルミホイルを敷き、重曹を入れ、その上に銀線細工の花を置いて熱湯を注ぐと、しゅわしゅわっと泡が出ました。


15分ほど放置しておくようにとのことでしたが、5分後に見ると、すっかり銀色を取り戻していました。


やっぱりきれいにしてよかったかな? これは、タイからの留学生だったターダーくんにもらったもの、数十年ぶりに輝きを取り戻しました。


そういえば、9月に糸島に行ったとき、たけちゃんからもらった缶バッジがあります。これもつけたいところですが、結婚式にはどうでしょう?


もうネックレスとかブレスレットをつける気も機会もなくなりましたが、ブローチはまだ楽しめます。
セルロイドのカワセミと、本物の木の枝に金をコーティングしたもの以外、全部いただきもので、猫並びはT.Mさんにいただいたもの、丸いのは彫刻家の佐藤忠良さんにいただいたものです。


やっぱり輝いていた方が、結婚式にはふさわしいものでした。






 

2024年11月16日土曜日

射的の的の猫


射的の的にするのがかわいそうなくらい華奢な招き猫です。
抱っこしているのは子猫、それとも熊のおもちゃ?


後ろや横から見ると、どうやら子猫のようです。


射的の的の猫たちとの記念撮影。
あらっ、前列の右から2番目は猫かしら?


耳が尖ってないので、熊にも見えるけれど、やっぱり猫ということにしておきます。






 

2024年11月15日金曜日

ブリキの金魚


ネットで買い物をするとき、寸法を確認するので、だいたい予想通りの大きさのものが届きますが、自分がよく知っているものに限って確認するのを怠り、小さくてびっくりしたり、反対に大きくてびっくりすることがあります。
この金魚たちもそうでした。
「小っちゃ!」


届いてびっくり、我が家の一番小さな金魚よりずっと小さいものでした。もちろんサイズは記してあったし(小さい金魚は3.6センチ)、ライターとの比較の写真まで掲載されていたのですが。



この金魚たちは、ぷっくりと厚みがあって、とてもかわいい金魚たちです。もしかして、戦前のものでしょうか。


我が家のブリキの金魚のラインアップです。
小さい2つの形が丸っこくなくて角ばっています。


それぞれ、別の(または同じ)家内工場でつくられたものと思われますが、約束事があったのか、ひれがちょこんとついているのがご愛敬です。