中国の貴州省でつくられている、コオロギ入れです。
青竹で編まれたもの、5年前に手に入れた
コオロギ入れは、日の当たらない場所に置いているのですが、竹の色が深くなっています。
大きいのと小さいのでは、口のつくり方が違っていて、蓋のつくり方も違います。
大きいコオロギ入れの蓋は、片方をとがらせたため、形を保つために綴ってありますが、その竹ひごの細いこと、まるで糸のようです。
以前、小さいコオロギ入れをUPしたときは気づいてなかったのですが、コオロギ入れは
「菊型」編みで編まれています。小さい方は経材(たてざい)が6+6=12本、大きい方は7+7=14本で編まれ、「B面(後から足した経材が見える面)」が外側に使われています。
菊型編みの経材は、通常、最初に組むひごも後から足すひごも同じ太さですが、このコオロギ入れは、後から足した経材の方が太い材が使われています。小さいものですからできるだけ細いひごを使いたいところ、補強のために後から足すひごは太くしてあるのだと思います。
4 件のコメント:
おはようございます。
コオロギの籠、初めて拝見しました。
これは闘蟋(とうしつ)時の運搬用でしょうか。
愛らしく美しいものですね。
僕は鶏関連の愛玩家から各地の闘鶏時の運搬用鶏籠を頼まれているのですが、
国内では中々探し出せません。
◆検索◆
https://www.taishukan.co.jp/item/toshitsu/toshitsu.htm
闘蟋(とうしつ)とは、重量別に二匹のオスコオロギを闘わせ、ひと秋かけて最強のチャンピオンを決める遊びです。 中国では1200年前の唐の時代に、すでに「闘蟋」をしていたという記録が残っています。
闘蟋の過去記事も拝読しました。
こおろぎ以外の昆虫も、闘わせる習俗があるのでしょうか。
とても興味深いです
茶々丸さん
今更なんですが、これは闘蟋用のコオロギを入れる籠ではなく、闘鳥用の鳥の餌であるコオロギを入れる籠だったかもしれない(笑)、中国の奥地に土地勘がないので、間違っていたらごめんなさいです。貴州では古くから闘鳥が盛んならしい。
ところで、中国ではすべてデジタル化していて自動販売機ですら現金は使えない、訪れるにはとてもハードルが高くなっているようですね。
闘鶏の鶏の運搬時の籠というのがあったのは、知りませんでした。
東南アジアの、市場で売るための鶏を入れる籠は簡単なものですが、フィリピンには美しい鶏籠があります(https://koharu2009.blogspot.com/2016/10/blog-post_31.html)。
日本でも、鵜籠は美しいものですが。
茶々丸さん
鶏籠は古いものをお探しですか?
新しいものですが、鶏籠を扱っている店があるのを発見しました(http://blog.livedoor.jp/caltrask1026/archives/52048766.html)。記事自体は古いのですが、お店は今もやっていらっしゃるようです。
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