著名人の名をかたって、投資を勧めてお金をだまし取る詐欺が横行しているようです。
被害にあった方は6億円だまし取られたとか、7億円だまし取られたとか、お気の毒と言えばお気の毒ですが、私に解せないのは、被害者が億以上という使いきれないほどのお金を持ちながらどうしてもっと増やそうとするのかというところです。
「そんだけあれば、欲を出さなくても、もういいじゃん」
と、投資に縁のない私は思ってしまいます。
大相撲の宮城野親方、元横綱白鵬は、部屋の力士が弟弟子に暴力をふるっていたという理由で、力士が処分されただけでなく、宮城野部屋をつぶされました。
白鵬が台頭してきたころ、日本相撲協会はモンゴル勢の活躍に脅威を感じていました。そのため、白鵬が大関に上がるに十分な成績を残したときも、大関として承認することをせず、白鵬は悔しい思いをしました。それでも強かった白鵬は大関、横綱と上がり、これまでの記録をつぎつぎと塗り替えながら、賭博問題に揺れて人気もどん底、存続さえ危ぶまれた大相撲を次世代につなぎました。
日本人横綱待望論が大っぴらに口にされ(相撲解説者の一人もその先兵)、外国人排斥のムードが高められ、何年も続いた中、フィリピン人を母親に持つ高安や御嶽海の活躍・大関昇進から、やがて外国人排斥問題はうやむやに収束していきました。
それが今度の宮城野部屋の力士の暴力問題を、待ってましたとばかりにとらえて、相撲協会は力士を処分するだけでなく、宮城野部屋をつぶしてしまうという暴挙に出ました。
大関琴光喜が賭博で追放されたときも佐渡ケ武部屋がつぶされることはありませんでした。また、朝之山や阿炎の不祥事にも、(日本人が親方である)高砂部屋や錣山部屋がつぶされることはなかったし、宮城野部屋の暴力事件以後に発覚した、未成年と酒を飲んだという大の里は、所属する二所ノ関部屋はつぶされるどころか、謹慎処分も受けていません。
横綱在住が短命に終わった二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)は、やっと出現した久しぶりの日本人横綱として、今でも相撲界の宝扱いされています。
その不公平を不服として、八角理事長の率いる相撲協会のやり方異を唱えた芝田山親方(元横綱大乃国)は、あっさり左遷されてしまいました。
子どもたちが相撲に親しむ場を白鵬はたくさんつくっていたし、白鵬がいなければ今の大相撲はなかったのにこの仕打ち。その理不尽さに、もやもや感は収まりません。
えっ、腑に落ちないことに、アメリカのイスラエル支援や自民党問題を含まないでいいんですか?
4 件のコメント:
世の中腑に落ちない事だらけで、それらが腑に落ちたら腑はパンパンになりそうです。
春さんのブログを読んで思い出した事
① 先日京都を旅した時の事、神社参拝中に後ろから聞こえてきた高齢男性の言葉「何をお願いすれば良いのかな~。お金はもうあるからいらないし」
②元放送作家がかつて白鳳にインタビューした時の言葉「これまで辛い事ばかりだった」(ちなみにイチロー氏のインタビューでも同じ言葉が返って来たそうです)
投資の詐欺の話、本当ですね!そもそも使い切れない金額なのに、更に増やしたいと思うのが不思議!死んでからたくさん税金納めたいんでしょうか(笑)。
reiさん
すごいですね。日本は二流国に成り下がりましたが、お金が勝手にお金を産んで、笑いの止まらない人もいるのですね。楽して儲けるって、そもそも変だと思ってしまいます。
白鵬への相撲協会の対応は、はっきり言っていじめです。パワハラで性格だってもっとゆがみそうなのに、相撲の将来のことを真剣に考えていて、頭が下がります。
「がんばりましたね」と声をかけてあげたいです。
hiyocoさん
6億円て想像もできないけど、それだけ持っていたら倍にしたいなんて思いませんよね。
どんなにお金があっても身体は一つ、おいしいものばかり食べていたら身体を壊すし、タワマンをたくさん買ったところで身体を分解してそれぞれに住ませるわけにいかないし(笑)。
そういう人に限って、死んで残された人が骨肉の戦いを繰り広げたりして。笑えないけど、笑ってしまいます。
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