うららかな日が続いています。
猫は本能的に気持ちの良い場所を知っているようです。
本格的な寒さの来る前、傾いた陽ざしにも温もりがあります。
昨日はいつものKさん一家がきて、FさんとKくんが、コブシの落ち葉をすっかりさらってくれました。
コブシとトチの木だけは、落ち葉をそのままにしておくと、カビが落ち葉の中で越冬して、次の年に葉にさび病がでるので、しっかりさらわなくてはなりません。
自然界では落ち葉が腐葉土をつくります。
自然農法を提唱された福岡正信さんは、「そこにあるものを動かしてはならない。持ってきたところは肥えるけれど、持っていかれたところは痩せる」と言っていらっしゃいました。真理かもしれないけれど、なかなか自然に任せるわけにもいかないことがあります。
今年、山では遠目にナラの木の立ち枯れが目立ちました。カミキリムシのせいですが、木が弱っているからカミキリムシの餌食になってしまう、これも落ち葉と関係があるかもしれません(ないかもしれません)。
地球から見ると、クズが蔓延って人を寄せつけなくすることも、倒木も土を豊かにする営みです。ナラの立ち枯れも自然の回復の過程かもしれませんが、人間の目には見苦しい。我が家の坂の近くのコナラも、ぼきっと折れています。
里山とは、人と自然のせめぎ合いの場所だったのだと、改めて思います。
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