先日、夫の補聴器の修理に眼鏡屋さんに行ったとき、カウンターのガラスケースにいろいろな拡大鏡が置いてありました。メガネ屋さんが、目の周りの骨にかぱっとはめて使う、あれです。カメラマンの方たちも、スライドフィルムを細部まで確認するとき、あの拡大鏡を使っていました。
値段は3,000円から10,000円くらい、手に取って見たいなぁと思いながらも、鍵をかけてあるケースから取り出して見せてもらうのも面倒で、そのまま店を出ました。
夫も、目の前にあった拡大鏡で思い出したのか、帰りに、同じショッピングモールに入っている100円ショップに虫メガネを買いに行こうと言います。
「あら、カメラマンの拡大鏡を買えばよかったのに」
「あれは高かったじゃないか。100円ショップので十分だよ」
そうそう、夫はすぐなくしたり壊したりするので、確かにもったいないかもしれません。
100円ショップには、2種類の虫眼鏡がありましたが、どちらも倍率は2倍、折り畳み式ではない方を買いました。110円だなんて、信じられません。
家に帰って、虫メガネは寝室とデスク回りにいくつかあったはずと探すと、ベッドのマットレスの隙間から1つだけ見つかりました。
これも100円ショップで買ったものか、折れた首をテープで補修して、そのテープが剥がれないように、パンの袋を閉じる針金で結んでありました。
私は夫ほど頻繁には虫メガネを使いません。小さくて文字が読めないときは、たいていメガネを2つ重ねてかけ、たまには夫の虫メガネを借ります。
それでも、拡大鏡を持ってないわけではありません。ほとんど使わないので、夫に使うよりしまう方が好きなのかと言われる所以です。
そして、夫の虫メガネに比べると立派なものばかりです。
携帯用の拡大鏡が2つ、右のはドイツ製です。
あと1つは布の経糸(たていと)と緯糸(よこいと)の本数を数えるための、目盛りのついた枠がある拡大鏡です。センチでも寸(尺貫法)でも計れます。
私の拡大鏡は全部、夫の虫メガネで見たものの倍くらいの大きさに見えたので、4倍の倍率なのかもしれません。
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