2024年1月24日水曜日

メコンの本、その3


『私的 メコン物語、食から覗くアジア』(森枝卓士著、講談社文庫、1999年)と『メコン』(石井米雄、横山良一著、株式会社めこん、1995年)は、どちらも私的なメコンの物語です。
森枝さんの『私的 メコン物語』は自伝であり旅行記、石井さんの『メコン』の方は新旧の旅行記ですが、思い出も入っているので、ちょっと自伝です。


森枝さんの『私的 メコン物語』は空気や喧噪、匂いまでが伝わってくるような写真満載です。 


そして、おいしさが伝わってきます。


メコンに初めて架かった橋の写真もありました。

石井さん文の『メコン』の写真は、横山良一さんです。


横山さんの写真はアート的です。


暑いはずなのに涼し気です。


『メコン』中で一番好きな写真はこれでした。
キャプションには、「乾季のメコン、河原は畑となり、道となり、広場となる」と書いてありました。
ラオスでしょうか、水牛に乗って遊ぶ子どもたちの後ろには、野菜畑があります。土には流されてきた肥沃な表土やミネラルが浸み込み、水分もたっぷり残っていて、手間なしで立派な野菜ができるはずです。







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