先日、お地蔵さまの建物の前を通ったとき、車を停めてのぞき込んで見ると、お地蔵さまたちはすっかり色褪せた前垂れと頭巾をまとっていました。
新しい前垂れと頭巾でお正月を迎えたいに違いないと、昨日はしこしこと赤い布を裁ったり、縫ったり、アイロンを当てたりしました。
見本に1組余分につくって置けばいいのにと思いながら、相変わらず余裕はなく、1組つくっただけでした。
この前つくったのは2022年のお盆前、1年後に裏返せば色は残っているのですが、いろいろな虫が卵を産みつけたりしていて裏返す気にはなれません。
頭巾は小さすぎたのを覚えていましたが、前垂れの紐が短すぎたのはうろ覚えで、何とか足りたような気もしていたのですが、今年も十六夜尊の紐はぎりぎりでした。
右から順番に着せかえたのですが、最後の弘法大師の前垂れを取ると、その下でヤモリが越冬していました。
「ごめんね」
虫の卵は、「殺生をお許しください」と心の中で唱えながら追っ払ってしまうのに、ヤモリには申し訳ない気持ちがわきます。
我が家にはいないので、おそらく、八郷に来てヤモリを見たのは初めてでした。
ヤモリのためにあまり前垂れを左にずらすわけにいかず、心持寄せただけなので、ヤモリにかぶせ切れず、顔がちょっと覗いていました。
ところが帰る時見ると、やもりはもう顔を前垂れの下に引っ込めていました。
もっと温かい前垂れだったらよかったけれど、これで冬を乗り切れるかな? ちょっと心配です。
今年は後ろにそれぞれの石像の名前を書いた布を、2024年2月22日に奉納された方がいらっしゃって、石像たちがどなたかがよくわかりました。左から、弘法大師、十六夜尊、子安神社(子安さまってこと?)、地蔵尊でした。
十六夜尊の前垂れは、紐が長いのをつくって着せかえた方がよさそうに見えますが、今年中にできるかどうか。一番簡単なのは、紐をつくって行って結び足すことでしょうか。
とにかく、これで安心してお正月を迎えられます。
2 件のコメント:
お地蔵様もヤモリと一緒に冬越しできて心強そうです!
hiyocoさん
そういえば八郷だけでなく、日本でヤモリを初めて見たかも。ヤモリってもともと熱帯の動物なんですね。寒いのは苦手みたい。それにしてもお地蔵さま、肩があったかいでしょうね。ヤモリは暖かくないからそうでもないか(笑)。道連れがあって心強いです(^^♪
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