このところ読んだ本、読んでいる本、ちらちら見ている本、読む予定の本などです。
『沖縄を語りつぐ』(川平朝清、ジョン・カピラ著、岩波新書、2026年)は、ラジオのゲストとして出演したジョン・カピラさんがこの本のことを話していたので知りました。
川平家の親子何代かの歴史から沖縄の歴史を知ることができる本でした。
『ボートの三人男』(ジェローム・K・ジェローム著、中公文庫、1976年)は、『メソポタミアのボート三人男』が名前を拝借している元の本、気鬱に取りつかれた3人の紳士がボートでテムズ川でを行く、イギリスのユーモア小説の古典です。
ジェローム・K・ジェローム(1859−1927)自身、テムズ川でボート遊びをするのが大好きだったそうです。
文庫本なので、布団の中で読むのに最適、毎夜開いているのですが、すぐ眠くなるせいか、昔の本なので展開がゆっくりなせいか、まだボート旅に出発するところまで到達していません。
『サンカ研究』(田中勝也著、新泉社、1987年)は、『篩(ふるい)』の中の「箕」の章で参考文献として載っていた本です。
箕とサンカと呼ばれた職能集団が切っても切れない関係にあったことは知っていましたが、サンカについてはおぼろにしか知りません。しかも、サンカについてはちょっと社会の偏見もあったようだし、是非とも読みたいと買ったのですが、まだ読んでいません。
私が手に入れた中古書の奥付を見ると、値段は2800円と当時にしては高額であるにも関わらず、初版のわずか1年後の第4刷発行版で、専門書でありながら速いスピードで再版を重ねたことから、民俗学の専門家たちに高く評価された本だったことがうかがえます。
『古海忠之 戦犯となった満州国政府高官』(細川清和、NPO中帰連平和記念館内「供述書を読む会」、2023年)は、3月にキルト展を開いたとき、浦和から来てくれて、25年ぶりくらいに会った学生時代の友人の細川さんがくれた本で、写真などをぱらぱらっと見たのですが、なぜ彼が満州国政府高官の話を書くのかという、疑問とともに放置していた本です。
あまり本を読まない夫がこれを手に取り、
「細川の本、「はじめに」と「あとがき」を読んだんだけど、面白いよ」
と言うので、私も「はじめに」と「あとがき」だけですが、読んでみました。
細川さんは、学生時代から才気あふれた人でしたが個人建築家にはならず、大林組に入社後定年まで勤め上げたという、その年の建築科の同級生の中では珍しい人でした(蛇足ですが、私は建築科ではありません)。
細川さんは定年退職時に上海の高層建築設計指導を依頼され、1、2年のつもりが15年も上海を拠点に中国で仕事をすることになり、かたわら中国建築家の大会に日本の第一線で活躍する建築家を連れて行って講演してもらうという役割も引き受けていたので、中国全土の主要都市や大学に行く機会に恵まれました。
東北部に行く機会も何度もあり、日本人がつくった旧満州国の建造物や都市計画を見てまわり、それを機会にと戦跡や各地の抗日博物を訪ね歩いたことから、細川さんは次第に日中戦争や満州国の歴史に興味を持つようになり、2014年に中帰連平和記念館の会員になったあとは、満州各地のスタディーツアーに参加し、ますます見聞を深めました。また、2022年から群馬満蒙開拓歴史研究会にも参加しているそうです。
表紙や裏表紙の急満州国の建物の絵は、細川さんの描いたものです。
『サンカ研究』や『古海忠之 戦犯となった満州国政府高官』を早く読みたいのですが、このところ昼間は『古代日本の紡織』(東村純子著、六一書房、2021年)を読んでいて、これが、これまで謎だった古代の糸づくりや織りものを遺跡の出土品から考察している、すごく興味深い本なのだけれど、論文のような文で(はっきり言えば読みにくくて)なかなか読み進まず、いつ読み終わるかわからないので、他の本まで手が(目が、頭が)回らないところです。
「あぁぁ」





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