2026年10月15日木曜日

『猫は愛でたし目出たし』


『猫は愛でたし目出たし』(荒川千尋編集・坂東寛司企画、写真、装丁、有限会社風呂猫、2026年発行)は、則武広和さんの猫の郷土玩具や浮世絵のコレクションの本です。


通常、本はハードカバーであれソフトカバーであれ、1枚の紙や布が表から背、裏とぐるっと回してありますが、この本は、短めのカバーを取ってみると、表と裏は別々の厚紙でできていて、いわゆる背表紙はむき出しで、浅く綴じてあるのを見ることができます。


その綴じ方のおかげで、本は綺麗に開き、2ページにまたがっている写真を隅々まで見ることができます。


可愛い猫ばかりで、うっとりしてしまいます。

則武さんのコレクションは立体と平面の版画や絵という両方があり、浮世絵などを見ると人と猫の関係、とりわけ女性と猫の関係、中でも花街の女性がどんなに猫を慰めとしていたかが伝わってきます。

古今比売鑑(ここんひめかがみ)薄雲 芳年画

実際にモデルがいたかどうか、この花魁(おいらん)の猫紋の着物の袖には猫の絵が描かれていて、笄(こうがい)の1本1本に猫がついています。


コレクションは古い猫がおもな中、いまどきさんの丸〆猫たちもいました。





 

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