2023年6月6日火曜日

スバル360


骨董市の駐車場でスバル360を見ました。
「なんてかわいい!」
その昔、設計事務所で共有していたスバル360(事務所の車)に乗せてもらって、夫の友人のご両親が旅館をしていた伊豆の河津浜に大勢で遊びに行ったことがありました。
当時は伊豆半島の道はまだ舗装されていなかったのですが、そんな道を小さなスバル360はガタガタと元気に走りました。しかし、箱根の上り坂は結構大変だった記憶もあります。なにせ、360ccですから。

車は便利、性能がよければ何でもいい気がしますが、これまで私が好きになって、乗りたいと思った車は多くはありません。
シトロエン2CV、サニー・カリフォルニア、クーパーミニくらいか、その昔サニー・カリフォルニアに乗り、クーパーミニは手が届かないと思っていましたが、ご縁があって10年ほど前に格安で購入、製造から22年経つ車ですが、現在も楽しく乗っています。
もっとも軽トラックも好き、1979年代に乗っていたスバルサンバーも、今のようのボックス型の車がない時代、ミニバスのようで好きでした。


自分で乗りたいとは思わないけれど好きな車に、スバル360、


オースティンのロンドンタクシー、


ランドローバー・ディフェンダーなどあります。
ランドローバー・ディフェンダーの窓ガラスはどれもカーブしてなくてまっすぐ、風を入れたいときは、フロントガラスの下の細い部分をぱかっと倒して、そこから風を入れます。


まっ平らな窓ガラスといえば、シトロエン2CVの窓ガラスもまっすぐです。暑いときは、天井を開けるだけでなく、フロントドアのガラスを真ん中から下に半分に折って風を入れます。
ランドローバー・ディフェンダーも、シトロエン2VCも、ガーナで夫の同僚たちが乗っていたので知った車、乗せてもらったときはわくわくしました。あたりまえですが現役車でした。
ちなみに私たちはその時、夫の父に買ってもらったダットサン・ブルーバードに乗っていました。


さて、久しぶりに見たスバル360はとてもよく手入れされていました。骨董市の警備員さんと一緒に、ああだこうだしゃべりながら惚れ惚れ見ていたら、持ち主の方がいらっしゃいました。


「古い型の車だと維持が大変でしょう?」
とお訊きしたのですが、空冷式のディーゼルエンジン(今は排ガス規制で使えない)をはじめ、機械から内装からすべて取り替えてもらったとか、冷房はないと思われますが、冬でもすぐエンジンがかかるし、快適だとのお話でした。
また、購入費や整備費などは警備員さんと、「テスラくらいするよね」などと噂していたのですが、それほどでもなかったようでした。


スバル360は1958年から1970年まで製造されましたが、これは1970年モデルだとか、早い時期のモデルに比べると、性能は格段にいいそうです。
素敵なバンパーがついていますが、これは磨いただけで当時ものだとか、ピッカピカに光っていました。





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