先日、作業棟を片づけていた夫が、掛け時計を持ってきました。
「これ、壊れているんだ」
「時計は
たくさんあるから、それは捨ててもいいわ」
どこにあったんだろう? 長く見なかった時計です、
しばらくして夫が、
「なおった」
と、見せてくれました。
電池が、ビニールテープでがんじがらめにくっつけられていました。
数時間後、夫が、
「進みすぎて、やっぱり使いものにならないなぁ」
と言います。
「裏のネジで進み具合を調節すればいいんじゃない?」
「そんなネジはついてないよ」
「そう? 昔の時計にはあったけどなぁ」
この時計は、プラスティックではなくガラスを使っているので、そう新しいものとは思えませんが、進み具合調節のネジはありませんでした。
私の勘違いじゃないよねと、掛け時計をいくつか調べてみると、時間を合わせるネジだけでなく、進み具合調節のネジがある時計とない時計がありました。
「捨ててもいいけれど、この秒針は可愛いよね」
「そうだよな」
赤い飛行機が、ピッピと動くさまは、見ていて楽しいものです。
文字盤は汚れているし、時間は進むしで、木の枠とガラスだけ利用して額縁にしようと思っていたのですが、数日後に見たらわりと正確に時を刻んでいます。
「なんか、この時計進んでないみたい」
「苦労してなおしたんだ」
「へぇぇ」
しかし、こんなところに掛けてどうするのでしょう?
そのうち作業棟に戻すとして、文字盤の汚れはどうしましょう? 秒針の可愛さだけで、今のところ命拾いしている掛け時計です。
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