2012年12月30日日曜日
まゆ玉
お正月のもち花を飾るのに、これまでこのあたりで使うコナラか、新潟だったかどこかで使うと聞いたミズキを使っていました。
でも、しだれ柳を使いたいと、かねがね思っていました。そして、ずいぶん前に目をつけておいた柳苗の畑に、枝をいただきに行きました。
周りに人家もない場所なので、どなたの畑かわかりません。まあ、細い枝なら少々いただいてもかまわないだろうと、少し後ろめたい気持ちも持ちながら行って見ると、景色が変わっていました。ほとんどの枝はまだ葉のついていたころに、切り落とされてしまっていたのです。
たぶん、そうやって、幹を太らせるのでしょう。
畑の端に植えた柳の枝だけが、風除けのためなのか、かろうじて残されていなかったら、枝を手に入れることができないところでした。
というわけで、後ろめたさが消えて、大威張りでいただいてきたのが、この枝です。
稲束を干した時に、はざ掛け(このあたりではおだ掛け)の「はざ脚」として使った真竹を柱に結びつけて、それに柳の枝を挿しました。
米粉をこねて紅白のもち花をつくり、枝にくっつけるといいのですが、今年は米粉が手元にないので、ちょっと億劫です。手持ちのまゆ玉だけでも賑々しくなるようだったら、自家製のもち花は省きましょう。
このまゆ玉は新潟産の、米粉でできたせんべいで、丁寧に扱えば、何年でも使えます。
せんべいは、一枚だけの板状のものと、
土人形をつくるように、せんべいを貼り合わせた、立体的なものがあります。
以前、新潟から送っていただいたときに、すでに貼り合わせてあったような気もしますが、和紙の紙縒りは、全部自分でつくったような記憶もあります。
丸くて小さいのは、自分でくっつけました。
せんべいの端を水で濡らして、紙縒りをはさんでちょっと押しておくと、すぐくっつきます。
まゆ玉は全部軽いのですが、大きくて比較的重いものは枝の太いところに、軽いものは枝先に結んでいきます。
なんとか、米粉のもち花をつくらなくても、賑々しくなりました。
干支人形は飾ったし、注連縄も飾ったので、もう、いつお正月が来ても大丈夫です。
シダレヤナギは、思った通り素敵でした。
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6 件のコメント:
餅飾り素敵~!私も飾りたいです。どこで売っているんだろう。ここらでは見かけないなあ、こんな色々な形で楽しいものは。
hattoさん
私も飾っている方から教えていただいた住所です。もち花ではなくて、まゆ玉でした!
〒950-1304 新潟県西蒲原郡月潟村大字月潟
まゆ玉本舗 多屋
電話は、025-375-2025です。
確か、値段で何種類かセットになっていました。十年くらい前に買ったものです。まだやっているといいですね。
みつけました、ありましたよ!http://mayudama-taya.jp/ここに。
来年は飾ってみたいです。
飾ったあとは、お吸い物などに入れて食べたりしなんですかね?食べるとなるとちょっと、食紅が気になるかな?色つけの作業をやってみたくなります。
hattoさん
おみごと!
住所が変わって新潟市になっていましたね。私のは古い情報でした。多屋さんは昔虚無僧だったそうです。素敵です!
あれからいろいろ見ていたら、新潟のあたりでは家にまゆ玉をつくる型を持っている家もあって、平らなせんべいを買って来て型に入れて焼いてつくったりもしたそうです。食紅で色つけするのでしょうけれど、私はもったいなくて食べられません。
新潟にはちんころというかわいいお菓子もあって、あこがれの的だけれど、寒い季節しか売らないので、一生手に入れる機会はなさそうです(とほほ)。
春さん
それぞれの方法で新しい年を迎える準備が見られて楽しいです。
二月の紅梅から始まる花の散策で一年の経つのが早いですね。
もう少し、もう少しとつづいているブログにコメントを頂きいつも感謝しております。
昭ちゃん
こちらこそありがとうございます。
実は去年はまゆ玉を飾る気分にはなれなくて、出さずにすごしてしまいました。でも、お正月は賑々しく迎えた方が楽しいですものね。
今、こちらは雨です。猫は一番暖かいところに陣取っていますが。
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