2020年11月11日水曜日

遠来の客

ドイツに留学していたシャントヌ(友人の息子)と電話で話したのはお正月のことでした。
それから間もなく、新型コロナウイルスの世界規模でのパンデミックがあったので、足止めを食らっているだろうから今年は会えないと思っていたら、しばらく前に、無事日本に来ることができたと連絡があり、昨日遊びに来てくれました。日本には来ることができたけれど、両親のいるインドへは、入国することができないそうです。
オランダで修士課程を、ドイツで博士課程を終え、就職も決まり、1月からまた外国です。
「誰か、訪ねたい人がいる?」
もう、7、8年も前になりますが、シャントヌは大学の卒論に八郷の有機農家を取り上げ、いろいろな人と会い、つながりができていました。
「Sくんとか、Uさんとか」
さっそく行ってみました。



農業のかたわら、全部自力で家を建てているSくんの家、ほぼできていました。井戸も掘ったし、お風呂ができたら引っ越しするようです。


「ほとんどもらいものだから、嘘のように安くできた」
という家には、いろいろな建具などがちりばめられています。幅の広い扉は切って幅を狭くするのではなく、物置きを斜めにして、そのままはめています。



漆喰壁も美しく塗れていて、とっても気持ちのいい空間が出現していました。
続いてUさんの家を訪問、そのあと、暮らしの実験室へ行きました。


数日前に生まれたばかりの10匹の子豚たちは、暖かいこたつの下に集まってちょろちょろしていましたが、時間が来るとちゃんとお乳を飲みに出てくるそうでした。


お隣の囲いの、数か月前に生まれた豚たちは、すっかり大きくなっていました。


そして今日、シャントヌは落ち葉を掃いたり、大工仕事を手伝ってくれたりしました。
今度会えるのは、2年後くらいでしょうか。

S家のテラスからの眺め






 

2 件のコメント:

af さんのコメント...

八郷らしい、穏やかないい風景ですね。
つくばも、メインストリートの紅葉が見事ですが人工的な感じに若干の圧力のようなものを感じます。

SさんのうちのDIYのしっくいですか!!! すごい!
いっぱい練習したのかなぁ。。。
古い建具の再利用もいいですね~。

さんのコメント...

akemifさん
あの漆喰は下塗りの要らない、石膏ボードに塗るだけの漆喰みたいです。つれあいのMちゃんや子どもたちが塗ったところも見ましたが、Sくんの腕がダントツでした。
野菜もつくるし(本業だから)、自動車はてんぷら油の古いので走らせているし、すごい「生きる力」です。そうそう、前にも書いた気がしますが、Mちゃんは、4人中、下の2人の子どもは自分ちのお風呂場で、たった一人で生みました。