2024年4月5日金曜日

美しい家

八郷に住みたいと思ったのは、茨城県にはもう日本からほとんど失われてしまった風景があちこちに残っていたからです。


そんな私の大好きな家の一つ、ひっそりと建っています。


すごい風格に圧倒されます。
門の左手には、小さな茅葺き屋根も残してあります。


前を通るたびに、中に入って見せていただきたい気持ちでいっぱいになります。

先日、ラジオで『地球の歩き方』の茨城県特集版が近々出版されるというお話を聴きました。人気投票で最下位あたりを低迷している茨城の魅力を一気に紹介したいとのことですが、ちょっと複雑な気持ちになりました。
いま、茨城県に人気がないというのは、観光客に頼らないでも、地元だけで、経済をはじめいろいろなことがしっかり回っているという証拠です。いつまでもこのままでいれば、やがて時代の最先端になっていくような気がするのですが。







4 件のコメント:

hiyoco さんのコメント...

防風林にがっちり守られていますね~。
茨城の魅力がバレないことを祈ります(笑)。

さんのコメント...

hiyocoさん
ほんと、茨城の魅力は観光客には絶対内緒にしておきたいです。住む人は大歓迎ですけどね(笑)。
『地球の歩き方』は、ネット+コロナで一時は全然売れなかったけれど、最近はバカ売れしているのだそうです。
危ない、危ない!

茶々丸 さんのコメント...

こんにちは☆
初めて拝見する凄いお宅で、検索してみましたところ、
下記のサイトに行き当たりました。
http://yasatokayabuki.cocolog-nifty.com/blog/2012/02/post-794e.html
やさと茅葺き屋根保存会会長・上青柳・木﨑眞家

※検索※
左から茅葺きの「書院」と「母屋」、瓦葺きの「マデヤ」、トタン葺きの「小鳥小屋」、
その奥に見える生き垣(いきぐね)の向こうには「前の蔵」・・・
ムササビまで展示しているくらいですから、見学固くお断り、ではなさそうな気がします。

さんのコメント...

茶々丸さん
ありがとうございます。木崎邸には何度も訪問したことがありました。
我が家の建設中、1年に1度M大学の学生たちが大挙して手伝いに来てくれることがあって、その時も木崎邸に見学に行きました。ただ、数年前、茅葺きの家を壊されました。次世代にどう伝承していくかということがあって、今では維持費の高い茅葺きを断念されたのだと思いますが、移築(希望があったらしい)もなさらず、大変残念でした。
この地に来て20余年、茅葺きの家はどんどん少なくなりました。煙り出しをつくって常時囲炉裏を焚く生活でないと、20年くらいで吹き替えが必要になります。とくに北側はすぐに苔が生えて腐っていくので確かに維持は大変な気がします。だから、残っている家を見ると、本当にうれしくなります。茅葺き屋根保存会はとてもよくやっているのですが。