鍋つかみは、ミトン形のものも使っていますが、母のつくったものも使っています。
2組4枚使っていましたが、焼け焦げをつくったり、脂が染み込んだりでぼろぼろ。新しいものと交換することにしました。
母の鍋つかみは、母の亡きあと妹経由でもらったものもあり、まだまだ何組もストックがあります。その中から、魚のと野菜のを使うことにしました。
さて、コーヒーを淹れようと、その新しい鍋つかみでやかんを掴みました。
「ん? なんか変」
アップリケの蓮根が、掌の中で抵抗している感じで、とっても使いにくいのです。改めて触ってみるとアップリケの中に厚紙が入っていました。まだ使っていない鍋つかみ7組を調べてみると、すべてに厚紙が入っています。
「なんで?」
これまで、何十年も母の鍋つかみを使ってきましたが、厚紙の入ったものはありませんでした。おそらく、貼り絵の鞠をつくったとき、「これは楽だ!」と閃いたに違いありません。
母の鍋つかみのアップリケには、綿が入っています。厚紙を使わないでつくる場合は、綿を入れながら縫いつけていきますが、縫い代を始末しながら、形も崩れないように、綿もはみ出ないように縫いつけなくてはなりません。
しかし、厚紙を使った場合は、厚紙の上に綿を置き、それに周囲をちくちく縫った表布を被せて裏で縫い糸を絞り、形になったものをつくっておいて、それを並べてすいすいと、縫いつけるだけでいいので、ずっと楽なのでしょう。
母には、「これだ!」と思ったら猛進する癖があります。
鍋つかみも、使うのは母と私だけでしたが、山のようにつくっていたので手元に潤沢にあり、厚紙入りの鍋つかみは、母自身も使ったことはなかったと思われます。
揉んで、くしゃくしゃにすれば使えるかと揉んでみましたが、硬い!
「お母さん、いい加減にしてよね!」
このままでは使えないので、使えるようにするためには、厚紙を取り除く以外手はなさそうです。試しに一つバラしてみることにしました。
やっぱり、ばっちり厚紙が入っています。
刺繍するときに厚紙も一緒に縫っているので、紙は切りながら少しずつ取り出しました。面積の広いところは楽だけれど、尻尾のような小さいところは、紙が完全に布に包まれてしまっていて、取り出すのも一苦労です。
やっと、全部取り除きました。と言ってもたった一つだけですが。
このまま突っ込んでしまう手もありますが、使おうとしている4枚くらいはぼつぼつ紙を取り除いてみましょうか?
しかし、使わないものはそのままにしておきます。
と言うのも、初期のものと比べると、模様がけっこう細かいのです。








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