2022年2月21日月曜日

楽しかった!本選び

さて、たけちゃんには絵本を送りましたが、「絵本百選」と言われるものがあるとしたら、送った本の中でそれに入るのは『ぐりとぐら』と『ちいさいおうち』くらいしかありません。
そこでいつか第二弾を送ろうと、日曜日に、益子の、古本と古道具の「内町工場」に物色に行ってきました。


いい本がすぐに見つかりました。
『しろいうさぎとくろいうさぎ』(ガース・ウイリアムズ文、絵、松岡享子訳、福音館書店、1965年)。


『三びきのやぎのがらがらどん』(北欧民話、マーシャ・ブラウンえ、瀬田貞二訳、1965年)。2作とも名作中の名作です(いったい誰が折り紙をつけたのか?)。
この2冊で、目的を達したので、あとは好きに選びます。


これこれ、と思ったのが『つるしょくぶつのひみつ くず』(菅原久夫文、今井眞理子絵、かがくのとも、1992年)、もちろん、自分用です。


『オオカミのごちそう』(木村裕一文、田島征三絵、1999年)と、


『ごろはちだいみょうじん』(中川正文文、梶山俊夫絵、こどものとも、1969年)はたけちゃんにと選びましたが、『ごろはちだいみょうじん』の方は自分用にするかどうか迷っているところです。梶山俊夫さんの絵も好きなのです。

そして、以下は自分のために買った本です。


『タクアンかじり歩き』(妹尾河童、朝日新聞社、1983年)はサイン入りの謹呈本でした。『トイレまんだら』や『河童が覗いたインド』は持っていますが、この本は知りませんでした。たくさんの手描きの絵や地図が載っています。
サインが河童さんらしい字で、素適でした。


『キリムの旅 トルコへの旅』(渡辺建夫、木犀社、1998年)。
渡辺建夫さんの本では、『インド青年群像』とか『インド反カーストの青春』などは昔読みましたが、トルコ、しかも織物についてどんなことが書いてあるのか楽しみです。


『イスラム世界の発展』(本田實信著、講談社、1985年)は、「世界の歴史」全20巻の中の1冊です。全集には中途半端なものが多いので買うかどうか悩みましたが、地図や写真がふんだんに載っているので、期待半分で買いました。
どの本も、300円、500円なので、ありがたいです。
絵本ではない本には、全部スピンがついていました。







2022年2月20日日曜日

絵本

九州に住む長男が、「絵本を送ってくれ」と言ってきました。読み聞かせるので、少々難しいのでもいいと言うのです。
以前、私がたけちゃんに本を読み聞かせようとしたら、あまりいい顔をされなかったことがありましたが、時期が到来したのです。

息子は独特の「子育て論」を持っています。たけちゃんは離乳期には見事に美しい離乳食を食べさせられていましたが、そのうち好きな時に好きなものだけ食べる生活に代わりました。肉も魚も卵もほとんど食べないで、ナッツ、ポプコーン、甘栗などを好んで食べていて、決まった時間に食事をする習慣もなければ、食に対する執着心もありません。
「時代だろうなぁ。飢餓感がないのは」
と、息子は他人事のように言っています。
たけちゃんは1歳の検診では標準より小さくて、保健所で親の育児放棄を疑われたそうです。また、親が立たせたり歩かせたりする努力を一切しなかったからか、たけちゃんは歩くのも遅かった。けれど、歩きだしたら速い速い。ばたっと転んでも親は駈け寄ったりしないで無視するので、周りの人がぎょっとするらしいのですが、たけちゃんは何ごともなく立ち上がり、泣きもしないでまた駆けていくので、見ていた人は二度びっくりするらしいのです。
言葉も、まったく教えていません。息子によれば、人間は言葉を覚えると脳を使って考える。考えるのではなく、まず感性を養いたいとのことでしたが、お正月に会ったとき、3歳になったたけちゃんは雄弁になっていました。しかし、わけのわからないことをしゃべっていることが多く、その中で、ときおり通じて言葉で相互理解ができるということを、自ら学んでいる様子でした。

そんなたけちゃんが、絵本と出逢う時期が到来したらしいのです。
何を送ろうかと本棚の前に座って、絵本を引っ張り出してみました。絵本の中には、私の好きな絵本がいっぱいあります。それを譲るかどうかと言えば、譲らないで持っているつもりです。

例えば大好きな瀬川康男さん、長新太さん、渡辺繁男さんなどの本は譲りません。
送るのは、幼児が喜びそうな本ではありますが、私の思い入れの比較的少ない本です。



中川李枝子、山脇百合子姉妹の『ぐりとぐら』(以下多くは、福音館書店のこどものとも、1963年)、『ぐりとぐらのかいすいよく』(同、1976年)。


中川李枝子、中川宗弥夫妻の『おてがみ』(1963年)、『はじめてのゆき』(1973年)。


妹の山脇百合子さんの『ゆうこのあさごはん』(1971年)。これらは、私が持っているより幼児に似合います。

かつて定期購読していた福音館書店の月刊誌「こどものとも」にはいい本がたくさんあり、世界各国の民話もその一つです。



スロバキアの民話『12つきのおくりもの』(内田莉莎子再話、丸木俊画、1971年)、スコットランド民話『こまどりのクリスマス』(渡辺茂男訳、丸木俊画、1960年)、



フィリピンの民話『われたたまご』(小野かおる再話、画、1872年)、ノルウェーの民話『しごとをとりかえたおやじさん』(山越一夫再話、山崎英介画、1974年)、


ウクライナの民話『びんぼうこびと』(内田莉莎子再話、太田大八画、1971年)、などなどです。



ロシアの物語、『おおきなかぶ』(内田莉莎子再話、佐藤忠良画、1962年)や、『三びきのくま』(瀬田貞二やく、丸木俊え、1971年)も、ロシア人ならだれでも知っている物語、ほぼほぼ民話のようなものです。
アフリカの民話などは、自分のために取って置きました。

それにしても作家陣、画家陣の豪華なこと、彫刻家の佐藤忠良さんまで絵を描いています。



バージニア・リー・バートンも子どもには欠かせない気がしますが、『ちいさいおうち』と『けいてぃー』の2冊だけにしました。
『せいめいのれきし』は、いくら何でもまだ早い気がします。


『ちいさいしょうぼうじどうしゃ』は、長男がとくに好きだった本です。
息子たちが読んだ絵本は、上の妹の息子たち、下の妹の娘のところを廻ってから帰って来たのですが、なくなってしまった本もあれば、新しく加えられた本もありました。
この『ちいさいしょうぼうじどうしゃ』は、そんな新しい本です。


というのも、息子が読んだオリジナル本はぼろぼろで、テープで補修したものがあります。



ロイス・レンスキーのスモールさんシリーズはとってもかわいいものです。
たけちゃんも、もしかしたら好きになるかもしれないけれど、その時は新しく買ってもらえばいい、古い本たちは私の手元に置いておいて、新しい本を1冊だけ送りました。


加古さとしさんの本の中では、『とこちゃんはどこ』が一番好きで、思い出もあります。しかし、『とこちゃんはどこ』は失われてしまっています。
『だるまちゃんとてんぐちゃん』シリーズもかわいいのですが、今回は『にんじんばたけのパピプペポ』を送りました。
以下は、今回送った本たちです。

『かにむかし』(木下順二文、清水崑絵、岩波子どもの本、1959年)、『はないくさ』(小林保治ぶん、平山英三え、こどものとも、1975年)、『げんたとやまんば』(松野正子さく、平山英三え、こどものとも、1979年)。


『こぶたのまーち』(村山桂子さく、堀内誠一え、1969年)、『とぶ』(谷川俊太郎作、和田誠絵、1978年)、『もりのおばけ』(片山健、さく、え、1969年)、どれもこどものともです。
『こぶたのまーち』の堀内誠一さんは子どもに絶大な人気がありましたが、若くして亡くなられました。


『ゆきがっせん』(菊池日出夫作、1989年)、『だいふくもち』(田島征三作、1976年)。


『もりのようふくや』、『だれかがぱいをたべにきた』、


『もりのなか』、『またもりへ』。


『ぞうくんのさんぽ』、『だぶだぶ』。


『ひよこさん』、『なにしてるの』。
後の方は面倒になって作者名など省略しましたが、このほかに『14ひきのねずみ』や『さむがりやのサンタ』なども送りました。


『やこうれっしゃ』は手元に置いておきたい西村繁男さんの絵本ですが、2冊あったので送りました。
たけちゃんが、この中の1冊でも好きになってくれるといいのですが。





2022年2月19日土曜日

また、窓


窓枠は外からはめてビス留めします。
外はビスではなく釘を打つようにと釘が付属していますが、それでは手直ししようと思っても抜けなくて、困ります。サッシ屋さんは防犯のことを考えているのかと思いますが、泥棒がわざわざ壁を取り外してから窓枠のビスを取って窓ごと外すなどということは起こりえないので、釘ではなくビスを使っています。


窓サッシには、躯体に留めるためにところどころに釘穴を開けた、幅3センチ弱の平らな部分があります。それを覆うように額縁を回すのですが、その下は金属になっているので、横から斜めにビスを打って留めるなどということはできません。


額縁は、まず3本の材を「コの字」に留めたもの、それもできないところでは2本を「くの字」に留めたものを窓の上に引っかけ、2本だけの場合は、現場で3本目を留めます。額縁は両脇は10センチずつ下に伸ばしています。その間に4本目の材を入れ、窓下ぴったりに当てて、両脇からビス留めしたら出来上がりです。そのビスは、壁材で隠れます。
窓枠は、壁から45ミリ前に出たところで、外にちょっと折れ曲がっているので、額縁はその下に収まるようにつくっています。だから、鉢巻きしているだけで、躯体には留めてないけれどしっかり留まります。
額縁をつくり終えたら、額の下から下へと壁を張り、窓下の隙間も塞ぎ、窓の両脇も細い材を上へと張って仕上げます。


写真は10日前の窓置き場の様子ですが、


今はドアと、居間の引き違い戸を残すのみとなっています。
引き違い戸の場合は、当たり前ですが、枠とガラス窓は別になっていて、まず枠を取りつけます。枠がちゃんと長方形になってないと、窓を開け閉めすることはできません。

3か月だけ借りるつもりだった足場は1年も借りてしまいましたが、そろそろ取り払う時期が近づいてきました。





 

2022年2月18日金曜日

アンチモニーの鉛筆削り


アンチモニーの鉛筆削りです。
アンチモニーとは、鉛をベースに、アンチモンと錫を混ぜた合金です。左が32ミリ、右が35ミリほどの小さなものです。


一つは朝日(旭日)の模様、手前は波でしょうか。


そしてもう一つは扇の模様、肉眼ではよく見えませんでしたが、写真に撮ってみるとJAPANとエンボスがあるので、輸出用だったのかもしれません。
どちらも、2つに割れる鋳型と、その中に円錐形をつくる型の3つの型を使って鋳込んだものですが、模様がとても細かくできているので、土の型ではなく金属の型を使っていたのでしょうか?
しかし、大工場ならともかく、弱小工場で高価であろう金型を使うことができたでしょうか?
もし金型まで自分の工場でつくるとなると、融点の高い金属を溶かすための高温の炉がないとできません。
しかし、戦中は金属なら何でも溶かして武器や軍事用品につくりかえていたくらいだから、その技術を使って、こんなものをつくるのは、町工場だってもしかしたらお茶の子さいさいだったのかもしれません。


外側には鋳込んだときの「バリ」が出ていますが、鉛筆削りですから内側は、とてもスムーズな円錐形をしています。
鉛筆を差し込むところは、スパッと切った跡があります。その先がどんな形になっていたかは正確にはわかりませんが、何本かの湯道がついていて、それがいくつもつながっていて、湯口へとつながっていたのでしょう。
プラモデルの切り捨てる部分を想像するとわかりやすいのですが、金属の場合、切った湯道はまた溶かして、何度でも使うことができます。


それにしても、刃はどうやって仕込んだのでしょう?どちらも、刃の途中に切れ目があるのですが、それが刃をつけるにあたって何かの役割を果たしているのだと思われます。