2020年12月13日日曜日

新しいタジン鍋


新しいタジン鍋が届きました。
直径32センチ、こちらで主菜をつくって、小さい方で野菜タジンをつくれたらよかったのに、小さい方はひびが入ってしまったので、使えなくなりました。


フランスのエミールアンリのタジン鍋は、耐熱性の土(石?)でできているので、料理中に割れる心配はありません。そして、手持ちのモロッコ製と違って、水蒸気を逃がす穴が開いてないので、料理時間の短縮もできそうです。もっとも、蓋がぴったりとは閉まらず、少しカタカタしているので、蓋の下から蒸気は漏れそうです。
さて、2人用には大きすぎるのですが、試しに何かつくってみることにしました。


肉なら、鶏肉か羊肉にしなくてはならないところですが、豚肉を試すことにしました。タジンはモロッコ料理なので豚肉はご法度、絶対ありえませんが、冷蔵庫にあったので失礼して使わせてもらいます。
オリーブオイルを少々垂らしたお鍋に玉ねぎを敷いて、真ん中に寄せるように肉を置きます。


ジャガイモと人参を並べ、残っていた小さな里芋も入れたいと思いましたが、直径2センチほどの芋、むいていると時間がかかるので割愛しました。


カボチャも乗せて、肉の上には薄切りのマッシュルーム、にんにくとショウガすりおろしも乗せ、塩と胡椒をふり、オリーブオイルを回しかけて、少しだけ水も入れました。そして蓋をして、最初は弱めの中火、ふいてきたら弱火にして30分ほど放りっぱなしにします。


写真には写らなかったけれど、思った通り、蓋の隙間から盛大に蒸気が出ました。こんなに蒸気が逃げるようだと、いくら弱火でも焦げつきが心配になります。


いい匂いがしてきたころ、賞味期限がとっくに切れていそうな塩漬けのレモンを加えました。


オーブンで焼くのもいいけれど、蒸しものもいいけれど、やっぱりタジンは美味しい。あっというまに平らげてしまいました。


高温で焼成されたタジン鍋なので、鉛の心配はありません。これからはトマトをたっぷり使ったタジンなども、安心してつくれそうです。
たまにはホブス(モロッコパン)も焼いて、本を参考に本場のタジンもつくってみたいものですが、ついついあるものを利用してしまいそうです。サバの一夜干しとか塩鮭などのタジンも、想像するだけで美味しそうです。






2 件のコメント:

rei さんのコメント...

タジン鍋にはとても魅かれますが、狭い台所での収納場所が悩み所です。

無水鍋は日本にもありますが、タジン鍋は大きく対流を生むのが特徴でしょうか。
北海道のジンギスカン鍋が生まれた経緯をTVで紹介でされているのを観た事がありますが、それぞれの国や地域の食文化に合った鍋が生まれるのでしょうね。

因みに、我が家には30年以上毎日使っている「博士鍋」があります。いわゆる「ほっとく鍋」の元祖ですが、ステンレスの鍋にステンレスのスカートを履かせ、少時間加熱後に平らな面に置いておくだけで仕上げる鍋です。少ない調味料でじっくり加熱するので美味しく仕上がる省エネ鍋です。

さんのコメント...

reiさん
昔から無水鍋の存在は知っているのですが、残念ながら使ったことがありません。博士鍋については初耳でした。面白い発想、使ってみたい気もしますが、少し考えます(笑)。というのも、タジン鍋は買ってしまいましたが、死蔵している出番の少ないお鍋たちのことを考えると、おいそれとは増やせないということが、遅まきながらわかってきましたので(笑)。
厚いホーローのお鍋や、オーブンにも入れられる磁器のお鍋も、ほとんど蓋をしないで煮込みに使ったりしていましたが、水を少なくして蓋をして使ったらどうなるか、実験してみます(笑)。