2021年5月22日土曜日

パレスチナ買ったもの

5月20日、イスラエルとガザのハマスとの停戦が実現しました。
停戦したからと言って、問題が解決したわけではありませんが、まず当面、これ以上の流血が避けられることになりました。

さて、何の関係もないのですが、私が仕事でヨルダン川西岸やガザなどパレスな自治区に行ったとき手に入れたものたちをまとめてみました。


ヨーグルトの壺は、買ったのではなく貰ったもので、その日買ったばかりの水入れの壺を抱えておじゃましたら、いただいたものです。


その時、道端で買った水入れの壺も健在です。


コーヒー臼は降ろすのが面倒、下から写真を撮るだけにしました。左奥に杵もあります。


小さいものたち、集めて並べてみると、台所道具ばかりです。
ちなみに、下に敷いた布もパレスチナの布です


オイルポットはガザのレストランの卓上にありました。
何にでもオリーブオイルをかけるといっても、レストランのメニューはどんなものだったか?まったく覚えてないのですが、フォッモス(フムス)やホブス(アラビアパン)だったのでしょう。
お店の方に、このオイルポットが買える店をしつこく訊いて、結局わからないからとお店にあったものをわけていただきました。それぞれの卓上に1つずつ乗っていて、複数あったとはいえ、厚かましいことでした。


コーヒーポットは町でも使われたかもしれませんが、ベドウィンのテントの中で使うのがぴったりのものです。


ドルマ(マハシー、野菜にご飯を詰めてスープで炊く料理)をつくるとき使う、小さなズッキーニやナスを刳り抜く道具は、なかなか使う機会がありません。
パレスチナの小さいズッキーニは指よりちょっと太いくらいのもの、日本では見かけたことがありません。
木の柄のついている方は、同僚だったY.Sさんにもらいました。Y.Sさんはアラビア語をはじめとする語学が得意なだけでなく、ピアノも上手、料理も上手で、ドルマもつくってもらったことがありました。


ハーブチョッパーも、Y.Sさんが使っていたのを見て、エルサレムの旧市街の店で買ったものでした。
これらの台所道具の中で、一番出番の多いものです。


この、にんにく潰しとオリーブの種取りの両方に使える道具は、パレスチナで買ったものですが、イタリアあたりでつくられたものでしょうか。
残念ながら、何本もオリーブを植えたのに、イノシシに掘り起こされたり枯れたりして、1本も根づいていません。オリーブの種取りをする機会はないようです。


ブリキのスコップを買ったのは、ラマッラの町はずれの雑貨屋さん。ここでは、お手洗いに置く、プラスティックの水差しも買ったのですが、日本で使うのは非現実的で、前の家に住んでいたときに持て余して、処分してしまいました。
もしかしたら、2枚目の写真も、飲み水を入れておくのではなく、お手洗いに置くためにつくられた壺かもしれません。もっとも、今ではプラスティックの水差しの方が軽くて使いやすい、土の壺を使っている家庭を見たことはありませんでした。

あと、パレスチナで買ったものは、民族服、カセットテープ、ピスタチオや殻つきのアーモンドなどのナッツ、オリーブオイルでつくった石鹸、カルダモン入りのコーヒーなどでした。
カセットテープはアザーン(モスクからの呼びかけ)を中心にいろいろ買ったのですが、今は行方不明になっています。


そうそう、コーランも買いました。


まったく読めませんが、ただの印刷の廉価版とは言え、美しい字が書いてあります。





4 件のコメント:

フナコレタロ さんのコメント...

春さま

素敵なお買い物ですね、ニンニク潰しとオリーブの種子抜きがセットとなっている、便利な?道具があるのですね、食習慣がもたらす道具で興味深いです。
小姑のようでいけませんが、コーランの写真のほうはどうやら上下が逆さまのようですよ!w

さんのコメント...

フナコレタロさん
ご指摘ありがとうございました。うっかりしましたね(笑)。以前UPしたときはちゃんとしていたのですが(koharu2009.blogspot.com/2011/08/blog-post_02.html)。
どこに行っても、何かしら面白いものはないかと物色してしまうのは悪い癖です。でも、集めてきたものを見るたびにいろいろなことを思い出して.....。
小さなものたちは私の生活に彩りを与えてくれています。

hiyoco さんのコメント...

それぞれのリンク先のエピソードが濃すぎてくたびれました(笑)。旅の途中でも大きな壺を持ち歩いたり、骨董商のお兄さんに乗せられたり楽しかったです。その場じゃないと手に入らないものばかりですね。
ところでパレスチナ自治区にはどれぐらい滞在されたのですか?

さんのコメント...

hiyocoさん
いつも何やら物色していたようで、仕事をしに行ったのか、何をしに行ったのかわかりませんね(笑)。もちろん、市場などにはお休みの日に行ったのですよ(^^♪
パレスチナは超安全な場所で、夜中に暗いところを一人で歩いても絶対的な安心感がありました。誰の家にも鍵がないしね。ところが、イスラエル兵が車でくると、今まで穏やかな顔をしていた子供まですごい形相になるのが状況を物語っていましたが。
私は東京にいての担当だったので、半年とか1年に1回行くくらい、それでも1回で10日から2週間くらい、5回ほど行ったでしょうか。同僚に恵まれていたこともあって、いろいろな人と出会ったし、ほぼ全土を歩き回りました。