2021年6月14日月曜日

我が家の塩胡椒入れ

塩胡椒入れ(ソルト&ペッパーシェイカー)が、欧米ではどれほどの実用品だったのか、あるいは食卓のただの飾りものだったのか、バラエティーの豊かさには驚かされます。


例えば、ミスター・ピーナツの塩胡椒入れ、なぜこんなに愛されたのか、各種各様あります。ちなみに、Mr. Peanutはアメリカの食品会社のマスコットです。


日本から、外貨獲得のために盛んに輸出されていた塩胡椒入れは、おもちゃのようなものばかり、いったいどんな家庭で使われていたのか、想像もつきません。


実用向けにつくられたと思える、大型の塩胡椒入れは、家庭ではなく、レストランで使われていたと思われます。


アルミでつくられたものは、実際に目にしたことがあるし、今でもアメリカのレストランなどでは使われているのかもしれません。

家庭で客をもてなしたり、食卓を飾りつけたりする習慣のない日本では、卓上に置く塩胡椒入れは根づかなかったと思われますが、それでもデパートの家庭用品売り場などには、塩胡椒入れが必ず並んでいたものでした。
我が家には、積極的に集めたわけではないものの、手に入れたものがたまたま塩胡椒入れだったというものが、ぽっちりあります。


鶏の塩胡椒入れ、第二次世界大戦後終結直後に、日本からイギリスに輸出されたものです。


底に、Occupied Japan(占領下の日本)のスタンプがあります。


子猫の塩胡椒入れは、スタンプなどないので、輸出用だったかどうかは不明です。たまたま買った猫が塩胡椒入れだったというほどのもの、骨董市で見つけたのではなかったかと思います。


子猫は、組み合わせて置くようにつくられています。
ちなみに、ネットで見ると、「猫の胡椒入れ」だけでも、山のようにあるようです。
鶏にも猫にも栓は失われています。


子猫の底の穴は鶏のもの同様小さいのですが、塩胡椒を入れようと思えば、入れられないこともないでしょう。


こちらは、陶芸家のなつさんのマトリョーシカの塩胡椒入れです。
なつさんは、招き猫もマトリョーシカもよくつくられていて、招き猫のマトリョーシカもあります。新作ができるのを楽しみにしていたのに、5年ほど前に、旅立たれてしまいました。


鶏や子猫と違って、マトリョーシカの塩胡椒入れには、ちゃんとコルクの栓がついています。


どれもかわいいです。








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