2月6日、トルコでマグニチュード(M)7・8の地震が起き、その約9時間後にはM7・5の余震が起きました。
情況がはっきりするにつれ、時間が経つにつれ犠牲者数が拡大、2月9日7:00時現在で、トルコと隣国シリアで死者が1万人を越えました。今回の一連の地震は、トルコ南東部に延びる「東アナトリア断層」で発生しました。北側のアナトリアプレートに向かって、南側のアラビアプレートが北上し、断層にひずみがたまる構造になっているのです。
大規模で広域の地震に、救援の手も間に合わない中、瓦礫に埋まった多くの人々は救出が間に合わなかったり、凍死されたりして、実情がわかるにつれて、被害が広がっています。
これはトルコの、倒壊した建物の下敷きになってなくなった娘さんの手を握り続けているお父さんの写真です。
また、シリアの被災した地域は、内戦で疲弊していた上に今回の地震で、国際援助の手も届いていません。わずかにシリア国内のボランティア団体がかけつけて、瓦礫を素手で取り除いていると聞きます。
ときおり、ほんのちょっとだけ時間を巻き戻してやりなおせたらと思うことがありますが、時間は絶対に巻き戻せません。
人に日常があるということは、何と素晴らしいことかと思ってしまいます。
一人でも多くの命が救われるよう、祈ってやみません。
4 件のコメント:
甚大な被害を前に、自然の力をあらためて感じます。
日本も首都直下地震の危険性が高まっています。恐ろしいです。
afさん
人は分散して住むと、自然災害の被害を最小限に食い止められるでしょうか?
今回の地震では道も瓦礫で埋まり、救助車が近づけない状態のところが多いようです。
今日はラジオで、砂が危ない話をしていました。砂は石が千年もかかって砕けてつくられるもので、有限ですが、この3年間、中国だけで、アメリカが20世紀に100年かかって使ったのと同じ量の砂を使ったそうです。
すでに世界で砂の争奪戦は起こっているし、砂を採れば自然の地形はすっかり変わってしまうとか。そして砂は、鉄筋コンクリートの建物に使用するだけでなく、ガラスをつくるにも、歯磨き粉や化粧品、電子機器や鋳型などなど、さまざまなものになくてはならないのだそうです。
日本で売られている砂は、マレーシアなどから輸入されたものだそうです。知りませんでした。
世界は八方ふさがりに見えますが、何とかなるのでしょうか?
日を追うごとに犠牲者が増えて行きます。
イランイラク戦争の時、取り残された日本人215名を危険を省みずに航空機2機を飛ばして救出してくれたトルコ。かつて日本の沖合いで遭難したトルコの軍艦から生存者を救助した日本への感謝を忘れてはいません。
同じ地震国日本からのできる限りの支援を願います。
reiさん
今日はもう20,000人を越えました。被害状況がわかって来るにつれ、犠牲者はさらに増えそうな状況です。
やっと7&11やイオンも店頭に募金箱を置き始めました。
雪も積もっている季節、外で夜明かしするなんて考えただけでぞっとします。一日も早く必要なものが被災者の手に届きますよう。
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