8月3日は箕の日。勝手に箕の日に協賛です。
しばらく前の骨董市で見つけたこの籠は、長径22センチほどの平べったくて小さいもの、箕ではなくて厳密には箕形菓子器とでもいうものです。
「これはいくらですか」
「あぁ、それね。まだ値段つけてないんだけど、100円でどう?」
横に置いてあった大きな籠たちには値段をつけたものの、これはどう値段をつけたものかと思っていたそうです。
箕の縁の大きく曲げてある「腕竹」は、1枚の竹ではなく5枚の竹を張り合わせてあり、一番外側の竹は幅が9ミリあります。
外側の竹の端は出っ張らせてストッパーとしていて、その内側に箕表には5ミリ幅の竹を2枚、箕裏には3ミリ幅の竹をやはり2枚、腕竹としてあてがい、その4枚で網代に編んだ本体を挟んで、ラタン(おそらく)で綴じています。
網代の箕先に通したひご(竹か針金?)は腕竹に通してあります。
2枚合わせて3ミリほどの奥行きの浅い竹で、馬蹄形の網代部分をちゃんと挟んでいて、なにげに高い技術が見られます。
蔓の結び方や、皮を削り取って薄く薄く削った網代部分の印象からは、一見、中国かヴェトナムでつくられた「輸出用の籠」にも見えましたが、よく見ると輸出用の籠として手を抜いてつくったところは見受けられません。
ちょっと昔の日本の籠でしょうか?
平らなので、お菓子皿にはぴったりでした。
箕の縁の大きく曲げてある「腕竹」は、1枚の竹ではなく5枚の竹を張り合わせてあり、一番外側の竹は幅が9ミリあります。
外側の竹の端は出っ張らせてストッパーとしていて、その内側に箕表には5ミリ幅の竹を2枚、箕裏には3ミリ幅の竹をやはり2枚、腕竹としてあてがい、その4枚で網代に編んだ本体を挟んで、ラタン(おそらく)で綴じています。
網代の箕先に通したひご(竹か針金?)は腕竹に通してあります。
2枚合わせて3ミリほどの奥行きの浅い竹で、馬蹄形の網代部分をちゃんと挟んでいて、なにげに高い技術が見られます。
蔓の結び方や、皮を削り取って薄く薄く削った網代部分の印象からは、一見、中国かヴェトナムでつくられた「輸出用の籠」にも見えましたが、よく見ると輸出用の籠として手を抜いてつくったところは見受けられません。
ちょっと昔の日本の籠でしょうか?
平らなので、お菓子皿にはぴったりでした。
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