夜中に、「ガチャン」という大きな音で目が覚め、猫がばたばたする音も聞こえました。
高いところに上りたがるタマが、前夜に梁に飛び乗ったのを目撃していたので、タマが高いところから飛び降りたとき、何かがあったに違いありません。
この音で夫も目を覚まして明かりをつけ、
「あぁぁ、バナナがぁ」
と言いながら、落ちたものを拾ってくれているようでした。
夜が明けて、起きてみたら、かなりの惨事でした。
バナナは葉の一部が落ちたのではなく、幹ごと落ちたようで、葉が欠けたり、実の突っ込むところが折れたりしています。
葉先が欠けた葉が2枚、横が欠けた葉が1枚あり、欠片(かけら)が見つかるかと、念入りに探したのですが、粉々になった部分もあったのか、それとも前に落ちたとき欠けたのに気づいてなかったのか、欠片は足りませんでした。
木工用ボンドは固まるのに時間がかかるので、重力を考え、気長に少しずつ接着しました。数時間おいてから次をくっつけてたりしていたので、全部をくっつけるのに、丸一日かかってしまいました。
この葉は、差し込んだ先を穴の中に残したまま、途中で折れていました。
仕方ない、折れた先を穴から取り出さないで、そのまま接着したのでしっかりくっついて、もう抜くことができなくなりました。
次の日、組み立てて棚に戻しました。
葉っぱは同じような形ですが、1つ1つの葉の、根元の太さと幹の穴の大きさが微妙に違うので、一番ふさわしいお互いを選びます。
完成です。
もともとバナナは、棚の一番左に置いていましたが、梁のすぐ脇だったので、サラワクの籠と位置を交換しました。また、バナナの後ろに隙間があると、タマがバナナの横をすり抜けようとするかもしれないので、棚に置いてあったもので塞ぐことにしました。
糸巻きの籠を置いてみました。これでバナナの後ろにスペースがなくなり、タマはくつろげません。寝起きに思い立って飛び降りて、バナナの葉っぱをひっかけることは防げそうです。
タマは小さいころから高いところに登るのが好きで、飛ぶ能力も高く、よく梁やタンスの上に登りたがります。ときおり、ものを落としたりしますが、よく登るわりには、落とすことはそう多くはありません。ただ、高いところに、不安定に乗せてあるものの上に床から飛び乗って、乗せてあるものと一緒に落ちてしまうことがたまにあります。
そんなとき、大きい音でもしたら、根が臆病なタマは全速力で逃げていきます。
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