ヨーロッパの馬と言えば、スウェーデンのダーラナホース(ダーラナへスト)を思い浮かべてしまいます。
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| 『Folk-toys Les jouets populaires』より |
ダーラナホースは、18世紀の初め頃、木こりの人たちが仕事が終わった後に遊び半分につくった木彫りの馬がはじまりと言われています。
スウェーデンの冬は日照時間が短いので、木こりたちは仕事を早くに終えざるを得ません。長い夜をストーブの前に座って雑談をしながら、材木の切れ端を手に取り、小刀1本で木彫りの馬をつくりました。やがて、行商人によって木彫りの馬は全国に売り歩かれるようになり、子どものおもちゃとして定着し、通年を通してつくる人も出てきて、ダーラナ地方の名産品となりました。
そして、1939年に「ニューヨーク万国博覧会」に巨大な木馬が出品されたことで、一躍、世界的に知られることとなりました。
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| Klatovy博物館収蔵の中世の馬(『Folk-toys Les jouets populaires』より) |
古い馬のおもちゃと言えば、エジプト(ヨーロッパの隣だけど)では紀元前500年にはすでに木でおもちゃの馬がつくられており(Alexandria博物館収蔵)、古代から中世にかけてはヨーロッパの様々な地域で、木彫りや土の素焼きの、いろいろな馬がつくられました。
『Folk-toys Les jouets populaires』には、フサールもたくさん掲載されています。
フサールとは、近世ヨーロッパの軽騎兵の一種で、ハンガリー起源の華麗な衣装と勇猛さで知られる兵科です。
ロシアの土の馬。
この馬は1970年代に、ルーマニアの土人形として日本のデパートで手に入れたものですが、今見るとロシアのディムカヴォの馬ではないかと、限りなく疑われます。ロシアからルーマニアに移住された方のつくられたものかもしれませんが、産地を間違えて売られていたのかもしれません。
当時、外国の郷土玩具やおもちゃは、ときおり開かれるデパートの海外物産展くらいでしか目にすることはありませんでした。物産展初日に開店前のデパートに駆けつけると、ほぼ毎回の確率で、仮面ライダーで死神博士を演じていた天本英世さんとお会いしました。
天本さんは、いつも素敵でカラフルな民族衣装を着ていらっしゃいました。
そして、チェコの馬です。






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