夫は言葉を知りません。しかも自分が言葉を知らないことを何とも思っていません。
コンピュータに入力するときには、
「おかしいなぁ、この言葉が出てこないんだけど?」
と私に訊くことがありますが、 たいていは入力する「読み方」が間違えているのです。
先日も人前で、言語道断を「げんごどうだん」と言っていました。
二人だけの時は、
「そうじゃないよ」
と注意しますが、さすがに人前では黙っていたら、「げんごどうだん」を2回も使っていました。
夫は言葉に限らず、なにごとにも無頓着です。
朝方、室内なのに蛾のようなものが飛んでいました。
「あらっ、虫が飛んでいる。ほら、そこ。あっ、こっち」
と夫に知らせると、
「トンボか?」
「なんで、トンボが家の中で飛ぶ?」
「そうか、嫌な虫か」
トンボ以外は、嫌な虫とひとくくりにされていました。
朝、起きがけに猫を見ると、夫は名前を呼びます。「トラ」と呼ぶことが多いのですが、ある日、
「おっ、マル」
と呼びかけていました。朝、夫の足元でうろうろするのはたいていタマです。
「マル、マル。あっ、トラだったか、トラ」
マルじゃないし、トラじゃないし、いつまでも間違えないでほしいものです。
ところが今朝は珍しく、一発で、
「タマ!」
と呼びました。と、
「あっ、違ったかな?」
の独り言の後に、しばらくの沈黙があり、
「・・・・・ああ、タマだった」
頭の中ではちょっとした混乱が起こっていたようでした。
かくゆう私も間抜けぶりでは劣りません。
先日、掃除機が壊れました。スイッチを入れると、「ぶぉん、ぶぉん」と電源が切れたりつながったりします。
メーカーのサポートセンターでは24時間チャットで対応してくれるので、症状を説明していたら「専門家」のサイトにつなぐことをを奨励されました。初回は500円、あとは月々4500円というものです。契約は簡単に解約できるとのことなので、500円で直ればと申し込むと、変な回答がよこされました。
そこは、掃除機のサポートセンターでもなんでもなく弁護士の集団で、企業などがクレームを処理するために契約しているようなところでした。しかも、私の困りごとの質問が、サポートセンターからそのまま回されているのですが、もともと掃除機のサポートセンターに送った文なので、何が壊れているか書いてなくて、弁護士さんはコンピュータの故障と勘違いして(スイッチを入れると通電と切電を繰り返すと書いてあるのに、コンピュータと思うか?)、「F2キーをたたき続けてEXITしてください」と、とんちんかんな回答をよこしました。
「こりゃいかん」
すぐ解約するに限ります。簡単に解約できると書いてあったのに、解約方法はわかりにくくできているものです。うかうかしていて、今後、何の相談もしないのに月々4500円も取られたら大変です。こんなときは、息子に頼ります。
息子が来てくれて、無事解約し終えて、掃除機を点検しています。
相変わらずスイッチを押すと、「ぶぉん、ぶぉん」と電源が入ったり切れたりしましたが、装着していた隙間ノズルを外すと、正常に通電します。
「あれっ?」
「ノズルの問題だよ」
ノズルを覗いてみると、パイプに固めのビニール袋がきれいに収まっていて、スイッチを入れると、それが膨らんで空気が通らない状態になっていたようでした。
訳の分からない回答をよこした弁護士集団は、解約後もメッセージをよこして、「直らないようならメーカーに送る以外ありません」などと言っていましたが、500円の授業代で無事問題は解決しました。
掃除機?
掃除もろくにしないのに、コードつき掃除機、コードレス掃除機、掃除ロボットの3台を、駆使(?)しています。
2 件のコメント:
これじゃロボット掃除機はなかなか定位置にもどれませんね(笑)。
これは寝室でしょうか?床板の並びが面白い!
hiyocoさん
じゃれるのが好きだから、掃除機に遊んでもらっている感覚なのでしょうかね?
回っているブラシが当たると結構痛いのですが、何も感じていないのか、それともうまく避けているのか?
場所は玄関です。本当はもっと隠れた場所に置きたいのですが、買ったときにとりあえず置いたところから動かせていません。
と、ここで中断して寝室に移しました。おかげで玄関はすっきりしました(^^♪
コメントを投稿