ロシアのマイダンでつくられたマトリョーシカ8個組です。高さ19.5センチです。
顔はみんなコンパスを使って正円を描いていますが、木地の凹凸によって、いろいろな形に見えています。
入れ子になっている
すべての娘たちが頭に花を描いたものも多い中、このマトリョーシカは、一番大きい娘しか頭に花をつけていません。
大きい2人は全体に渦巻き模様で、3番目と4番目はプラトーク(スカーフ)の縁だけに渦巻き模様、そして7番目は思い出したように全体に渦巻き模様になっています。
この当時は職人さんたちが分業していたので、それぞれの娘たちの表情も違ったりしていますが、それにしても統一感がありません。
底に貼ってあるラベルには、「1979」の文字が見えます。
1979年製と言えば、古いと言えるか新しいと言うか? 私の感覚では新しいと認識してしまいますが、考えれば45年程前のものではあります。
先日、鎌倉からいらした客人(珍しく郷土玩具に関心のある方)が、京都の
祇園祭の粽(ちまき)を見て、懐かしそうに
「古い粽ですね」
と言ったので、
「いえ、これはまったく新しいものです。20年くらい前にもらったものですから」
と答えたら、
「20年前は十分昔ですよ」
と笑われてしまいました。
「そうですか? 新しいものを貰ったものですから、てっきり新しいと」
と大笑いでした。
さて、我が家のマイダンのマトリョーシカたちです。
写真の一番小さいマトリョーシカは、最初から一番大きい娘が失われていたので、2番目以下のもの、だから頭に花がありません。
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