2023年5月9日火曜日

HANANA


M+MのMちゃんと、私たち夫婦と3人で、かすみがうら市のカフェHANANAに行きました(Mくんは秋田に長期出張中)。
以前、トンネルがなかったころ、土浦方面に行くときはいつもこの店のすぐ近くの道を通っていました。また、HANANAの建物は知り合いのYさんが民家をリフォームされたことから、HANANAには何度か行き、石窯で焼いたピッツァをいただいたことがありました。
ところが、いつからか休業が続きました。女性の、ピッツァを焼くのが大好きなオーナーが一人で切り盛りしていたのですが、日曜などは忙しすぎる感じ、どうしたんだろうとは思いつつも、トンネルが開通し、別の道を通るようになってから、HANANAのことはすっかり忘れてしまっていました。


昨年、大田黒摩利さんとお会いしたとき、前のオーナーさんは若くして病気で亡くなられたこと、若い男性の方が同じ建物で名前もHANANAのままで新しいピッツァ屋さんを開かれたことをお聞きしました。

予約制と聞いたので敷居が高い。ずっと行ってみることもなかったのですが、Mちゃんに話すと行こうというので、先日、近くを通ったとき、外から下見だけして、感じよかったので予約して行きました。
もっとも、今では原則予約制、あるいは予約も可ということで、予約なしでも大丈夫なようでした。


到着したとき、オーナーは庭仕事をなさっていました。小さかった木は大きく育っていて、そしてどこもかしこも花でいっぱい、前のオーナーさんのときも素敵でしたが、より素敵で緑いっぱいになっていました。


地元の作家さんの器も売っています。
家具も、以前より素敵になっていました。


なんてこと、ピッツァが運ばれたら食べるのに忙しくて、写真を撮り忘れてしまいました。ピッツァは、3人でマルゲリータと、レンコンと青じそのピッツァをいただきました。地元の無農薬野菜と、地元の酪農家、鈴木牧場のモッツァレラチーズを使った、美味しいピッツァでした。

宣伝が足りないのか、完全予約制だったことが敷居を高くしたのか、平日だったからか、他にはお客さんがいませんでした。
火曜、水曜、金曜、土曜開店というのも集客から言えば難しいかもしれない。車がないと行きにくい場所にあるのも集客には難しいかもしれない。でも、いつまでも続いて欲しい素敵なピッツァ屋さんでした。
いただいた春菊のスープと野菜サラダも美味でした。





 

2 件のコメント:

やままゆ さんのコメント...

お訪ねいただき、ありがとうございました。素敵な前庭、よき季節を迎えてさぞかし美しかったことでしょう。
私も仕事がもうちょっとひと段落したら、HANANAさんのおいしいピザ食べに行きたいなと思っていたところでした。
春さんの記事を拝見していたら、無性に行きたくなりました。行かねば!

さんのコメント...

やままゆさん
家具一つ、草花一つにまで心が行き届いている、素適な場所でした。
以前の写真と比べると木も大きく育って、緑、みどり、花も豊かでした。
HANANAという店名が、前オーナーがあの場所を見にいらしたとき、ムラサキハナナが一面に咲いていたからというお話を、初めて聞きました。ムラサキハナナと言えば、軍医として南京に行っていた石岡市の山口さんとおっしゃる方が、戦後、南京から種を持ち帰り、鎮魂と友好のために汽車の窓から日本国中に種をばらまいた紫金草(https://blog.goo.ne.jp/skyandocean/e/46a15cf71b11235e96736919276fdb93)のことで、息子さんも平和運動に力を入れていらっしゃいました。私も「平和はなだいこんの会」主催の南京の女性の二胡を聴きに行ったこともあり、改めてつながりのある、いい名前だと思いました。
一つだけ残念なことがあるとしたら、ピッツァの窯の口が室内のお客さんから見えないことでしょうか。窯の火が燃える様子を見るのは、誰しもワクワクするものですから、それが見えたら、待ち時間ももっと楽しくなるのではないかと思いました。オープン窯か、閉じる窯かわかりませんが、閉じた窯でも楽しい。客席からは見えませんが、せめて窯の前に客が立ち入れたら楽しさ倍増だと思います。

カンボジアのプノンペンにFCCCというカフェがありました。映画「キリングフィールド」に、最後の記者クラブとして写っていたところで(実際そうだった)、メコン川に面している古い建物の2階で、川に向かって全部開いている窓には戸もないので冷房もありません。川に面したカウンター席に座ると、悠々と流れる川が見え、その手前の道路のオートバイの行き交う喧噪が見下ろせ、そして背後には熱帯なのに火が赤々と燃えるピッツァの大きな窯があり、ときおりピッツァが焼きあがるのを見ることができる、いつでも行きたくなる場所でした。