2023年5月12日金曜日

夫の授業

昨日は、夫が頼まれてW大学で授業をする日でした。
前日になって、私も一緒に行くとして予定を立てていることがわかりました。
「えっ、一人で行くと思ってた」
レナータさんが久しぶりに会えるって楽しみにしていたよ」
「レナータさんが来るの!」
レナータさんはしばらく遠野で暮らしていましたが、5年ほど前に、故郷であるシチリア島に帰りました。というわけで、一緒に東京に行きました。

常磐線から山手線に乗り換えたあたりで夫がぽつりと、
「今日は英語で話した方がいいのかなぁ」
と言います。ドイツ人のKさんが先生をしている国際教養学部での授業ですが、国際教養学部は、W大学では初めての、英語で授業を受け、日本語ができなくても卒業できる学部なのだそうです。
「なんて言われてたの?」
「はっきりしないけれど、日本語でいいと言ってた」
「ここは日本なんだから、日本語でいいんじゃない」

ちょっと早く着いた待ち合わせ場所で、レナータさんと会いました。
今回は、「遠野 山・里・暮らしネットワーク」と共同でグリーンツアーを引率するため2週間ほどの日程で日本にやって来たとか、たまたま昨日は、レバノン、ネパール、アメリカなどから到着するツアー参加者を迎えるために東京に来たそうで、今日はもう遠野へと旅立ってしまいました。

さて、夫は結局、英語で授業することになりました。
「よくやるね」
20年以上 英語をまったくしゃべらない生活をしているというのに、夫はなんとかやっていました。でも数字はちょっと難しかった。人口の話をするときなど、85臆とか、4臆2千万とか、数字が出てくるたびに、
「えぇっと」
と数えておりました。


70人ほどの授業は、質問も出て盛況でした。
終わったあとでも何人も熱心な学生が残っていたのだけれど、その学生たちも去って、最後の最後に残った学生たちだけのとき、思い出して写真を撮りました。






2 件のコメント:

bluesky さんのコメント...

ブログをいつも楽しく拝見・拝読しています。
今日の記事に関係無くて申し訳ないのですが、お尋ねとお願いがございます。
50年前に宮崎県日之影で作られた「かるい」を所有しています。友人からの贈り物で、未使用品です。
友人が、日之影のとても有名な方に作ってもらった、半年待ちだったと言っていたので、製作者は飯干さんではないかと思います。
この「かるい」を差し上げたいのですが受け取っていただけますか?
春さんのそばなら、「かるい」も喜んでくれると思います。
ご迷惑でなければ宅急便で送りますので、メールアドレスと電話番号を教えていただけるでしょうか。
ご住所はネットで調べました。落日荘宛に送ります。
私のメールアドレスは
bluesky_385★hotmail.co.jp(★を@に変えてください)です。


さんのコメント...

blueskyさん
コメントありがとうございます。泊りがけで出かけていたので、お返事が遅くなってしまいました。昨夜は目を通したのですが疲れ切っていて、そのまま寝てしまいました。
飯干五男さんのかるいの件、正直私の命には限りあるし、家も満員状態になっているのでどうしたものかと考えましたが、我が家にいる籠たちは迎えることを喜ぶのではないかと思い、お引き受けしたいと思います。お申し出、ありがとうございました。
50年前の飯干さんのかるい、俄然見たくなっています。