2023年5月1日月曜日

最中

最中は、和菓子屋さんならたいてい置いてあります。
でも、私にとっては、最中は自分で買うものではなく、いただいたときにだけ食べるものでした。和菓子がいろいろ並んでいれば、最中ではなく、たいていは桜餅、柏餅、大福などの生菓子を買ってしまいます。
そんな私ですが、石岡のおじま菓子店には、「都々一」という最中を目当てに行きます。


都々一は、一見最中には見えない、平らなせんべいのような皮で餡をサンドイッチにしてある最中です。


側面には、最中の皮を砕いたものをまぶしてあります。偶然買って偶然食べて、美味しさにびっくりした都々一です。


最近は、パリッと食べられるようにと、皮と餡を別にして売っている最中も少なくありません。でも、それが必要なのかと思うほど、都々一は餡と皮がぴったりくっついているのに、皮はパリッとしています。
昨年暮れにお店に行ったとき、店頭に都々一が見えなかったので訊ねると、
「今日はお餅をついているので朝からお米を蒸かしていて、湿気があるので都々一はつくれないんです」
とのことでした。当たり前のことかもしれないけれど、湿度を考えながら毎日手づくりしているのにもびっくりしました。

最中に愛好家もいるなんて考えてもいませんでしたが、土橋とし子さんは、最中のブログを書いていらっしゃいます。また、名前は失念しましたが、最近ラジオで全国の最中について熱く語っている方もいらっしゃいました。






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