海辺のホテルにて

７月の終わりから８月にかけて我が家に来ていた息子が、９月に「ドラッカー学会」の糸島大会があるので、「よかったら来る？」と声をかけてくれ、金曜日から火曜日まで行ってきました。

息子が正規の会員かどうかは知りませんが、ドラッカー学会の皆さまとは深いかかわりがあります。ドラッカー学会の大会は、１年に２度開かれていて、そのうちの１度は東京以外の場所で開いており、今回は糸島で開かれたというもの、テーマは「もう、始まっている未来」で、息子が企画実行の責任者を務めていました。
ところが８月初めに、私たちが誘われた時には、大会の開かれる九州大学伊都キャンパス椎木講堂の近くに宿をとろうにもすでにどこもいっぱい、息子の家に泊めてもらうことになっていたのですが、行ってみると、初日は「宿が取れたから」と、前夜祭の会場でもあった糸島の「bbb haus」に泊めていただきました。

「スリービーハウス」は、Bed、Breakfastに加えてBeachがあるという宿＋レストランで、前に糸島に行ったときにも、お茶をしたことがある、素敵な場所です。

眺望を独り占めする海に面して建っていて、今では法規上もう土地を買うことも家を建てることもできないところですが、昔から建っていた鉄筋コンクリート造りの保養所を買ったオーナーがリノベーションして、bbb hausとして広く開放しているのです。

私たちが泊めていただいた部屋。

この部屋はイームズの作品で統一していて、時計はたけちゃんが、
「かわいい時計！」
と感嘆の声をあげた、赤いボールが文字盤の時計です。

イームズデザインの椅子や机。

薄い引き出しを開けてみるとこんな感じ。どんな文房具をどうしまおうかと、楽しい想像を搔き立ててくれます。

１階は部屋が広いけれど、２階は海が切り取られてなくて眺望がすばらしい、とのことでした。

でも、切り取られた海も素敵でした。

これは１階の部屋のテラス。

見上げると、１階は２部屋ですが、２階は３部屋になっています。

さて、ここで前夜祭をやっていたとき、寒すぎた冷房を避けて、私はしばしデッキのハンモックに寝転んでいました。

そのハンモックから見た建物。

玄界灘の夜は更けていき、たくさん飛んでいた鳥も、すっかりねぐらに帰ったようでした。