2025年1月9日木曜日

タイのもち米蒸し器


我が家にあるタイのもち米の蒸し籠です。
上は2014年にタイで買ってきたものですが、最近はせいろばかり使ってもち米を蒸しているので、新しい蒸し籠は買って来てから10年、使った形跡がありません。
下は以前から使っていたものです。
もっとも、古い蒸し籠はせいろを新調してからも使った記憶がありますが。


ずっと使っていた蒸し籠は、変形して、蒸し鍋の口になじんだ形になっています。


そういえば、丸木をくり抜いた、珍しい蒸し器を持っています。
1980年代に、タイ東北部のウボンにあったラオス人の難民キャンプで働いていたKさんにいただいたものです。
この蒸し器は、私がウボンキャンプに行ったとき、難民の方からを譲ってもらって狂喜乱舞していたのをKさんが見て、覚えていて、難民の方から蒸し器を買ったかもらったかしたものを、私に譲ってくれたのだと思われます。いただいたときは彫ったばかりの木の香も新しいものでしたが、すっかり貫禄がついてしまいました。
ほかで、木を彫り出した蒸し器を見たことはありません。
もち米入れも木彫りのものは1か所でしか見たことがありませんから、もしかしたらこの蒸し器は売りものではなく、木工の得意な方が自家用としてつくったものかもしれません。


底は抜けていて、竹を十字に渡し、竹で丸く編んだ平たい籠を敷いてあります。
時間が経ったので、木が歪んで割れてしまいました。蒸し鍋の口にぴったりと添うという点では、竹で編んだ蒸し籠の方が優れているかもしれませんが、趣のある蒸し器です。






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