右は、しばらく前に織物教室のさかいさんからいただいたアンギンのコモヅチです。
さかいさんは縄文の布づくり、したがって糸づくりや織りもの、編みものなどに関心を寄せ、子どもたちにワークショップを開くためにつくったコモヅチを私とKさんに一つずつくれたのです。
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『編布の発見』より |
コモヅチはこのように使うもの、経糸(たていと)を束ねておくと同時に、錘(おもり)にもなるものです。
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『編布の発見』より |
『編布(アンギン)の発見』には、コモヅチに最も多く使われたのはタニウツギの木で、芯のズイが抜きやすかそうです。
これはアンギンを知る前に骨董市で手に入れたコモヅチです。骨董屋さんは鳴子だというし、私も知らなかったのですが、コメントしてくださった方からアンギンの錘だと教えていただいています。
材料はタニウツギとわかります。芯が軟らかそう、ドリルなどなくても目うち一本で簡単に穴を開けることができたようです。
さかいさんによれば、今もいろいろな遺跡の発掘は続いています。
布や木は朽ちやすいので残っていることが少ないので発見されることはまれですが、土器に着いた布目、鉄や土の錘(つむ)などから、すこしずつ昔の衣生活がわかってきているようです。
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