2025年5月30日金曜日

猫の食器


我が家の猫の食器は無印良品の小鉢です。
昔のブログにも書いたことがありましたが、読み返したらコメントが面白い、笑ってしまいました。
ところで、無印の小鉢はストックがあったのに、控えめに遠くで食事を待つ猫がいたりして、床に置いて使っているため、うっかり蹴飛ばすことも多く、とうとう3つになってしまいました。
猫の食器を洗ってすぐ使いたいとき、人間用食器を拭く布巾で拭くにはちょっと抵抗があり、かといって毎回ペーパータオルを使うのは資源の無駄、と不便していたのでしばらく前に買い足しました。


お店で見たときから形が違うことはわかっていましたが、まあ許容範囲でしょうか、モデルチェンジして、ちょっと大きく、深くなっていました。3つ残っていたので2つ買い足しましたが、洗ってすぐ拭くというストレスがなくなって、快適になりました。

ところで、犬猫用につくられた食器の中には高額のものもあるかもしれませんが、なんとなく人間用の食器を犬猫に使っていることに、ちょっと後ろめたさがありました。同じ食器を使っている方はたくさんいらっしゃると思われるので、気を悪くされるのではないかと思ったのです。


それが、夫人を亡くされて猫と暮している俳優の近藤正臣さんのテレビ番組で、猫の食器に伊万里のなます皿を使われているのを見て、なんだか気が楽になりました。
模様を見ると、水用は微塵唐草の印判、餌用は手描きだけれどあっさりした量産品、どちらも決して高いものではありませんが、それでも猫になます皿は贅沢です。
私は古い皿小鉢を買ってきたとき、洗剤では洗いますが漂白したりしたことがありません。どこの誰が使ったかわからないので古い食器は使わないという方もいらっしゃるようですが、一向に気にしません。
もしかして、かつて猫が使った皿を使っている? いえいえ、今、骨董界には染付の皿小鉢があふれていますが、どれも大切にされていたものや納戸の奥にしまい込まれていたものばかりで、欠けてもいない伊万里のなます皿を使った猫なんか、おそらくないでしょう。

これまで考えたこともありませんでしたが、猫好きだった歌川国芳、河村目呂二、大佛次郎などがどんな食器で猫に餌をやっていたか、俄然気になってしまいました。もっとも、昔の餌は乾いたドライフードではなく、みそ汁をぶっかけたりした猫飯でした。


ところで、ほとんど出番がありませんが、無印良品のサイズ違いの小皿などを人間用として持っています。


だから、夫が犬猫用と人間用を混同してしまうのも無理はありませんでした。さすがに今は間違えなくなったようですが。





 

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