2026年6月20日土曜日

花巻人形だった?


ある日、勝手に送られてくるヤフーオークションの画面を見ていたら、鯛担ぎがいました。
「あれっ、これ見たことがある?」


そう、以前記事にした堤人形の鯛担ぎとそっくりですが、花巻人形と書いてあります。

鯛なら何でも好きというわけではなくて鯛によりますが、「めでたい」から縁起ものとしてつくられた鯛の人形は大好き、しかも、この鯛担ぎは安価でした。オークションで競るのは苦手、競争相手が出てきて手に入らなかったらそれまでと最低金額で入札しておいたら、めでたく落札できました。


写真だと鯛の背中の丸みがちょっと違っているように見えますが、色の塗り方でそう見えているけれど実物はそっくり、同じ型を使ってつくったものと思われます。


底から見ると左の鯛担ぎが微妙に角ばっています。
しかし、男型の角ですから、粘土生地の貼りつけ方、前後をくっつけた後の縁の仕上げ方などでこのくらい差が出てしまうことは考えられます。


鯛のエラとか、着物の柄、鉢巻のあるなし、眉や目など表情はちょっと違います。

これまで、何となく堤人形と信じてきて、今頃気づくなんて間抜けで遅すぎる気もしますが、現在も制作されている堤人形の芳賀家の鯛担ぎも、佐藤家の鯛担ぎも首の傾げ方はこれと反対です。
ということは、この鯛担ぎたち、どちらも花巻人形かもしれません。

写真はヤフオクからお借りしました

かつてヤフーオークションで扱われた、「江戸時代の花巻人形」と説明にある鯛担ぎは、着物柄がそっくりです。

花巻人形といえば、なぜか私の中でちょっと特別な存在です。と言っても印象が望洋としていて、何となくつかみどころがないもの。しかも、以前遠野に行ったときに、たくさんの古い商家の店先に飾られていた花巻人形を見かけ、帰りに立ち寄った花巻の町でも見かけたのですが、どれも色褪せて古ぼけた感じの人形たちで、取り立てて魅力的ではなくて、いよいよ頭の中で混乱してしまったことがありました。

というわけで、まだ花巻人形として自信が持てないところもありますが、花巻人形ということにするかなぁ。



 

1 件のコメント:

  1. 花巻人形です。同じ型の物が岩手県の碧祥寺博物館に1体展示されています。
       かきつばた

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