毛たたき人形というものです。
おもちゃのことならそれなりに知っていると思っていたのに、その存在を知りませんでした。明治の頃から戦前まで売られたらしいのに、郷土玩具の本に載っているのを見たこともありませんでした。泥メンコとかは載っているのに、なぜだろう?
東京の浅草近くや、京都や大阪でもつくられていたようです。
手捻りの小さな土人形に毛(シュロの硬い毛)を巻きつけてあり、向き合わせて床を叩き、倒れた方が負けと、トントン相撲の要領で遊んだようです。
猿と犬、
雉と鬼とくれば、桃太郎の鬼退治の物語に相違ありません。でも、桃太郎さんは失われてしまったのか、いません。
小さくても無垢の土は重く、毛は華奢なので不安定。床を叩けば戦わずして勝手に倒れてしまいそうです。
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| オークファンからお借りしました |
床をトントン叩いて遊ぶので、毛たたき人形にはお相撲さんの人形が多かったようです。
この人形たちは全体的に赤いので、疱瘡除けの「赤もの」を兼ねていたのかもしれません。
麻疹にかかった子どもの枕元は、平癒を願う家族や近所の人たちから贈られた赤もので埋め尽くされたそうですが、その中にこの人形たちがあり、麻疹が治れば疱瘡から守ってくれたこの人形たちで遊べると思うと、子どもの早く治りたい気持ちがきっと増したことでしょう。
相撲遊びは、人気の遊びの一つでした。










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