2026年6月29日月曜日

小引き出しの中

原毛や紡いだ糸、織物道具などは不定形で嵩張って、なかなか片づかず、寝室あたりに点在しています。


少しずつでも片づけたいので、適当に突っ込んでいた引き出しの中を整理しました。
引き出しの右に置いているは猫のための暖房マットの入った箱で、猫にはあまり好まれていないのですが、冬にはいつでも使えるようにしておきたいので、通年で場所は確保しておかなくてはなりません。
その箱の上のスペースはもっと有効利用したいものですが、あまりいい案がありません。


ところで、この小引き出しには使えない引き出しが一つあります。


この小引き出しを買ったとき入っていたものをそのまま入れている引き出しです。
ばらばらと入っていたものを、一つの引き出しにまとめましたが、この何だかわからないものたちを、小引き出しの外に移すこと(絶対行方不明になる)も、捨ててしまうこともできません。
この中で、たった一つだけ、最初から用途がわかっていたものがありました。左奥の円筒形のものです。



座繰り機の中にセットして、竹のガイドを左右に振って、繰った生糸を糸巻きにうまく巻くための装置です。
他にも座繰り機の部品がないかと、座繰り機と引き出しの中身を比べてみると、一つありました。


座繰り機のハンドルでした。
というわけで、座繰り機の部品が2つも見つかりましたが、だからと言って座繰り機をつくっていた職人さんの小引き出しだったというわけでもなさそうです。


この、手で加工したような真鍮の板は何でしょう?


特に、この目立てした真鍮の板はどうやってつくったのか、何に使うのか不思議なものです。


くの字型に切り込みを入れて、それを立てていますが、間隔はそろっているし、曲げてあるのに板は歪んでないし、これを手作業でつくったとしたなら驚きです。


印鑑が一つ入っていて、ちょっと珍しいもの、関東蚕座紙組合の印です。
蚕座紙(さんざし)とは、蚕を飼育するとき蚕棚や籠(蚕座)に敷く紙です。蚕と繭の輪が、斬新です。

引き出しを使っていた人は養蚕に関係があった人であったことは確かですが、それ以上のことは分かりません。そして、やっぱり捨てられません。









 

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