2026年8月2日日曜日

水運び

先日、MSさんとHTさんが来たとき、2階の展示室で、
「あっ、これモンの刺繍だ!」
「カンボジアの漁具のミニチュアだ。こんなのができていたんだ!」
などと、ものを見ることで忘れている昔のことをいろいろ思い出して、話が弾みました。
「これはアフリカのものだよね?」
とMSさんが指したのは、カンボジアのラッタナキリのひょうたん(ユウガオ?)でした。
「これはカンボジアのひょうたんよ」


「えぇっ、カンボジア? こんなひょうたんがあったんだ!」
「模様つきは珍しいと思う、これ以外には見たことがないから。HSさんが駐在していたころは、まだラッタナキリには行けなかったよねぇ」
ラッタナキリへはメコン川を船で上るか、あるいは飛行機で行くかしか交通手段がありません。MSさんがカンボジアにいた1990年ごろは、ラッタナキリは封鎖されていたし、行こうとしたとしても高速船もなかったし、飛行機も飛んでいませんでした。


ひょうたんは水入れには最適な形をしていますが、ひょうたん原産地のアフリカでも水入としては使われていません。おそらく、ラッタナキリの男性が話していたように、ひょうたんには水を入れ続けないとカビが発生して、健康を損なうことを誰もが経験的に知っていて、生水は別の方法で保存したに違いありません。
飲料を持ち運びたいときは、水ではなく、ソマリアのようにラクダの乳をヨーグルトに変えながら行くとか、モンゴルの馬乳酒やガーナのピトー(雑穀を発酵させたビール)のように、発酵させたものを運ぶ方が、健康上安全だったと思われます。

さて、ラッタナキリの水入れといえば、節と節の間が長い竹の話を、二人にしないわけにはいきません。


水を入れて運ぶには最適の大きさ、清流から水を汲んできたら、他の容器に移す必要もなく、家に数本立てかけておいて使えばいい。水浴びのときや畑に行くついでに、子どもから老人まで1本ずつ運べる、とても優れた水の運搬容器であり、保存容器でした。


たけちゃんにちょっと持ってみてもらいました。


たけちゃんは手だけで支えていますが、肩に担ぐともっと重さを感じなくなります。






 

0 件のコメント:

コメントを投稿