私たち夫婦が、それまでご縁のなかった八郷に居を定めることを決めたのは、友人Gさんの存在があったからでした。
Gさんとは同じ職場で働いた仲ですが、逗子出身のGさんが、農業をするために住む土地をいろいろさがしていたとき八郷に決めたのは、八郷に家のある大学時代の友人を訪ねて、八郷を知ったからでした。その友人のご両親とは、「やさと暮らしの実験室」の前身である「たまごの会」の設立にかかわり、50年前に東京から八郷に移り住んでいたG.Tさんでした。
八郷の林を開拓していたGさんを初めて訪ねた当時、私はまだつくばに住んでいて、それから、東京、プノンペンと居を移し、まさか将来八郷に住むとは思っていませんでした。
ただそのときは、小高い山の中腹にあるG.Tさんの家から盆地を見下ろしながら、
「日本でこんな美しいところに住んでいる人たちがいるんだ!」
と驚いたものでした。
私たちが八郷に住むことを決め、何回か通って土地を見つけ、移って来てまもなく、Gさん夫妻に第一子のRちゃんが生まれました。私たちは放置された畑を開墾して家の建設に取り掛かり、コンクリート工事に5年かかり、木工事に3年、さらに作業棟などを立てている間に、赤ちゃんだったRちゃんは幼稚園に入園、小学校、中学校、高校と進学しました。夫はRちゃんの成長に自分たちの家の建設の進捗状況を重ねて見ているようなところがありました。
やがてRちゃんは筑波大学に入学、学部を卒業後は大学院に進み、昨年はタイのコンケン大学に4ヵ月の短期留学をして先日帰ってきました。
バンコクにある大学ではなく、東北部のコンケン大学に行くとは、さすがGさんの娘です。コンケンでは、もと同僚であったソンバット+ようこさんの農場にも滞在してきたようでした。
そのRちゃんのタイ土産です。
バラの花茶、ココナツ味のパイナップルをはさんだビスケット、ドライマンゴーです。
ココナツ風味のパイナップル餡のビスケット、日本にはない味で美味でした。
バラの花茶は、甘くて赤いお茶を想像しましたが、ウーロン茶にバラの花びらをちょっぴり加えたもので、ほぼウーロン茶でした。タイ人ならお砂糖を加えて飲むに違いありません。
ドライマンゴーもすぐお腹に収まってしまいました。
懐かしいタイが届いた日でした。
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