2012年12月18日火曜日

桃の貯金玉


 
掌に乗る大きさの、桃の貯金玉です。
どちらが正面か、よくわからない貯金玉ですが、普通はコインを入れる穴は裏側に開いているものなので、こちらが正面でしょうか。
上下にわかれる型を使って、土でつくったものです。


長さ、10センチほど、ちょっと扁平で、浮き彫りの葉が二枚ついています。


おもしろいのは、一度全体を、わざわざ黄緑色に塗ってから、その上に赤を塗ってあることです。
葉は緑のまま残しておけばよさそうなのに、葉も赤く塗りつぶしています。


枝のところには穴が開いていますから、紐を通していたものでしょう。


形はしっかりできているのですが、


色の塗り方は、ちょっと雑にも見えます。
もしかして、素焼きだったものに、自分でペンキを塗ったとか。


お金はたっぷり入りそうです。
口のところが欠けたりしていますから、持ち主だった人は、比較的大きな口から、コインを入れるだけではなく、出してもいたのかもしれません。

もう廃業してしまった骨董屋さんから手に入れたものですが、いつごろのものか、どこのものか、わかりませんでした。 もしかすると、中国のものでしょうか?



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