2017年12月26日火曜日

替え刃


自動かんな、テーブルソー、丸鋸などの刃は、くたびれたら、研ぎに出して研いでもらって使います。
昔は鋸(手鋸)をつくったり、目立てをする専門店があって、そんな鍛冶屋さんは全国的に、「中屋」と名乗っていました。今も「中屋」という名前には名残がありますが、手鋸を自分でつくったり目立てをしたりする鍛冶屋さんは、水戸の「中屋平治」など、ごくごくわずかしか残っていません。

丸鋸の刃は、近くの「中屋」商店(工具店)に持っていくと、どこかに送って、機械で研ぐようです。
そうやって、刃を研いでは10年も使ってきたスライド丸鋸の刃ですが、切り口のささくれがひどくなりました。


見ると、刃が一枚欠けています。古材を切ったとき、折れたねじ釘が入っていたかなにかして、欠いたものでしょう。
こうなっては、もう研いでもらうこともできません。替え刃を買うことにしました。
 

普段、二枚を交互に使っていますが、スライド丸鋸の替え刃を買うのは久しぶりでした。
丸鋸の刃は、20,000円以上するものから、1,500円くらいのものまであり、半分くらいが10,000円以上します。で、以前使っていた刃の型番を見ると7,000円くらい、まずまず買える値段です。工具類の進化は目覚ましいものがありますが、この十年で性能が上がったのか、古い刃の厚みは2ミリでしたが、1,6ミリ厚になっていました。
ちなみに、テーブルソーの刃の厚みは、やはり十年以上前のものですが、3ミリあります。


機械製品とはいえ、新しい刃物のきれいなこと。しばらく使わないで取っておきたいくらいです。
ちなみに、水戸の「中屋平治」には、電気工具をいっさい置いていませんでした。電機工具を販売もせず、手の道具だけを商っているのです。





2 件のコメント:

hiyoco さんのコメント...

丸鋸の刃、買った時のままなので15年ぐらいかな(笑)。最近では、アディーが庭に下りやすいよう濡れ縁をカットするのに使いましたが、そんなに使用頻度が高くないので切れ味を気にしたことはないですね。春さんにとっては重要事項ですね!替え刃は結構高いのですね。

さんのコメント...

hiyocoさん
たまに使うくらいなら、ぜ~んぜん大丈夫です。
うちは、鋸を使わない日が珍しいくらいですから、刃を替えて一年もしないうちに研いでもらいます。今日もテーブルソーの切り口が汚くなるのを見つけたし、自動かんなは、刃を替えたばかりなのに夫がセメントの粉か石がついていた材を削って、欠いてしまっています。以前、室内でコンクリートを切ったのですが、近くに置いてある材木にもかけらや粉が飛んでいて、それを丁寧に拭き取らないで、削ってしまったというわけです。
それにしても、宮大工さんたちが毎晩何時間も刃物を研ぐのに比べれば、刃物の手入れはてきとーです。以前、木こりさんに木を切っていただいたとき、彼らはお茶の時間にも、お昼の時間にも、暇さえあればチェーンを研いでいたのでびっくりしました。チェーンソーも使うたびに研いだ方がいいのだけれど、私など、研ぐのを怠けて、力ずくでゴリゴリ使っています(笑)。笑い事じゃないんだけど...。